上原歩夢/故事/8話 大切なひとたち
角色 | 文字 | |
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PLAYER | (んん~~~! はー、外の空気を吸うと本当に気分転換になるなあ) | |
歩夢 | ……あっ! びっくりした、ベランダで何をしてるの? 2 | |
PLAYER | 課題をやってたんだけど集中力が切れかかってきたから、 気分転換してたんだ。歩夢ちゃんは? | |
歩夢 | ファンレターのお返事を書いていたんだけど、ちょっと休憩。 今日、流星群らしいの。流れ星が見えたらいいなと思って 3 | |
PLAYER | え、そうなんだ? 私も流れ星探してみよう | |
歩夢 | もし見つかったら、そのことをファンレターのお返事に書きたいな 4 | |
歩夢 | あ、でもこれ以上長く書いちゃったら迷惑かな? 5 | |
そんなことない | ||
PLAYER | そんなことないよ! | |
歩夢 | そうかな。そうだと嬉しいな 6 | |
どれくらい長いの? | ||
PLAYER | どれくらい長いの? | |
歩夢 | ……封筒がぱんぱんになっちゃうくらい…… 7 | |
PLAYER | 応援してる歩夢ちゃんからなら、 返事がくるだけで嬉しいと思うけどな | |
PLAYER | だから不安にならないでがんがんお手紙書くといいと思う! | |
歩夢 | ふふ、ありがとう。 あなたにそう言ってもらえると安心する 8 | |
歩夢 | あのね、お返事を書いてると、 書きたいことがいっぱいあって、ついつい長くなっちゃうんだ。 気づいたら、もらったお手紙の倍くらいの長さになっちゃうの 9 | |
PLAYER | それは読み応えあるだろうね。 私だったらもうコーヒーとかお菓子とか用意して、 わくわくしながら読んじゃう | |
歩夢 | そうなの? 10 | |
PLAYER | そうだよ! さっきも言ったけど、応援してるスクールアイドルからの 返事なんだから嬉しいに決まってるよ | |
歩夢 | じゃあファンレターをもらって嬉しい私と、 お返事を受け取るファンの人たちは同じ気持ちってことだね 11 | |
PLAYER | そういうことだね! でもひとりひとりにお返事するの、大変じゃない? | |
歩夢 | ううん、すごく楽しい。こんな風に、お友達以外の人と お手紙でやり取りすることなんてあまりないでしょ? 12 + | |
歩夢 | それに、あなたと一緒にスクールアイドル活動をして、 その中で私のことを見つけて応援してくれる人たちだから…… 私にとってはすごく大切なの 13 | |
PLAYER | 歩夢ちゃん…… | |
歩夢 | その気持ちが、ちょっとでも伝わりますようにって 思いながら書いてるんだけど……伝わってるかな? 14 | |
PLAYER | もちろんだよ! 歩夢ちゃんの気持ちは絶対に伝わってる! | |
歩夢 | ありがとう。ふふ、あなたに励ましてもらうと、 不安が一瞬で消えていっちゃう。やっぱりあなたはすごいね。 15 | |
PLAYER | 私がすごいんじゃなくて、歩夢ちゃんがすごいんだよ。 私の言葉を素直に受け取ってくれるから | |
歩夢 | ううん、あなたがすごいの。 いつだって、私を元気にしたり、 勇気づけたりしてくれる言葉を贈ってくれるんだもの 16 | |
PLAYER | いやいや、ちがうよ。歩夢ちゃんのほうがすごいってば | |
歩夢 | あはは、なんか子供の頃にもこんな言い合いしたね。 幼稚園のときだったかな? あなたが砂場で作ったお城を褒めたら あなたも私のトンネルがすごいって言ってくれて…… 17 | |
歩夢 | 私たち、これからもずっとこんな感じなのかもしれないね。 そうだったらいいな…… 18 |