朝香果林/ドレスに袖を通したら
< 朝香果林
角色 | 文字 | |
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PLAYER | さっきの美術展、素敵だったなあ……。 果林さん、誘ってくれてありがとう! | |
果林 | いいえ、こちらこそ♪ 私もヨーロッパの絵画展なんてはじめて見たわ 1 + | |
PLAYER | そうなの? てっきり美術館に行くのが趣味だったのかと | |
果林 | ううん。今回はね、曜ちゃんの影響を受けてなの 2 + | |
PLAYER | 曜ちゃんの影響? | |
果林 | 最近、曜ちゃんが服飾史の本を読んでるでしょう? それから、 私も絵画の中の人が着ている服が、気になるようになっちゃって 3 | |
果林 | 自分が着るならどんな服がいいか……とか、 これを現代で私が着ていたらおかしいか……とかね 4 | |
果林 | ほら、美術館でも「私が着るならどれがいい?」って、 キミに聞いたでしょ? 5 | |
PLAYER | そういえば! それから私もすごく絵画の中の服が気になってきたんだった | |
果林 | ふふっ。 今までは、昔の遠い国の絵だとしか思っていなかったのに、 曜ちゃんのおかげで、すごく身近に感じられるようになったの♪ 6 | |
PLAYER | 確かに…… これからのステージの参考にもなりそうだよね | |
果林 | キミは……確か、 戴冠式の絵が気になるって言ってたわよね? 7 | |
PLAYER | うん。厳かな雰囲気の中、立派な服を着て…… でも、見ている人たちが みんな幸せそうな表情をしてたのが印象に残ったんだ | |
PLAYER | 多分、新しい王様の誕生をみんな喜んでたんじゃないかなあ? | |
果林 | なるほどね。戴冠式か…… 8 | |
果林 | ねえ。もし、私がお姫様だったらどうする? 9 | |
果林 | 歴史があって広々としたお城に、私がお姫様として暮らしてるの。 そうね、戴冠式にも行くかもしれないわ♪ 10 | |
PLAYER | 果林さんがお姫様に? | |
果林 | こんなこと考えるのはおかしい? ドレスを着た自分を想像して……あぁでも、似合わないかもね 11 + | |
ぴったりだと思う! | ||
PLAYER | ううん! 果林さんって大人っぽくて、ドレスも似合いそうだし、 お姫様にぴったりなんじゃないかな? | |
果林 | ええ? そんな風に見える? 12 | |
PLAYER | 私だったら、果林さんみたいなお姫様を大歓迎するよ | |
今度、着てみたら? | ||
PLAYER | 実際に似合うかどうか、 今度ドレスを着てみたらいいんじゃないかな? | |
果林 | あら……ずいぶん簡単に言うわね 13 | |
PLAYER | 私は似合うと思うけど、果林さんは 自分自身で確認しないと納得しないタイプかなあって | |
果林 | ふふっ、私のことよく分かってるのね。 じゃあ、ドレスを着る機会を作らなくっちゃ♪ 14 + | |
PLAYER | 絶対似合うと思うから、安心してほしいな | |
果林 | そんなに自信があるの? 15 | |
PLAYER | うん! 今飲んでるミルクティーを賭けてもいいっ | |
果林 | ありがとう。お世辞でも嬉しいわ♪ 16 | |
果林 | ……お世辞じゃなかったとしたら、もっと嬉しいけど 17 + | |
PLAYER | ん? なんて言ったの? | |
果林 | なーんでもない! 早く飲まないと、 そのミルクティー私がもらっちゃうわよ♪ 18 + |