桜内梨子/エピソード/14話 晴れやかな心で
(重新導向自桜内梨子/故事/14話 晴れやかな心で)
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――――以上が、今日のライブの注意事項ね。 あとはいつも通り、お客さんと一緒に全力で楽しもう! |
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く~っ! この本番前のゾクゾクする感じ、ほんとクセになる~♪ 1 + |
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昨夜は気持ちが昂って、なかなか眠れませんでした。 今も気を抜いたら、ステージに駆け上がってしまいそうです! 2 |
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せつ菜ちゃん、燃えてるね~。 まぁ、いつものことだけど 3 + |
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先輩! イベントの実行委員会の方が、先輩を探していらっしゃいました。 急いで伝えたいことがあるそうです 4 |
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ほんと? 分かった。 みんな、ちょっと行ってくるね |
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行ってらっしゃい 5 |
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……あ、あのぅ…… 8 |
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はーい。 ……あれ? あなたは……梨子ちゃん! どうしたの? 10 + |
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本番前にごめんなさい。 えっと…… 11 |
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先輩でしたら、今はちょっと席を外されています。 もうすぐ戻ってくると思いますので、 ここでお待ちになりませんか? 12 |
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いいの? 13 |
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もちろんよ。 私達も、近いうちにあなたとお話がしたいと思ってたから 14 |
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そうだね。 梨子ちゃん、あの子の相談に乗ってくれたんでしょう? 15 |
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相談? あ……みんな、やっぱり気付いてたんだね、曲のこと…… 16 + |
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薄々は。 私達を心配させないように、弱音を吐いたり、 不安を表に出すようなことはありませんでしたが…… 17 |
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でも、あの子の調子が悪いってのは、雰囲気で分かってたよ。 なんとか力になりたかったけど、 作曲のことなんて、何を言えばいいのかさっぱりでさ…… 18 |
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先輩がいなくなっちゃった時は、 ほんとにどうしようかと思いましたよ~! 電話しても全然出ないし! 19 |
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けれど、帰ってきた先輩は、晴れやかな顔をされていました。 話を聞いたら、内浦で梨子さんと会っていたと 20 |
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作曲担当同士、いい話ができたんだって思ったよ~。 蛇の道は蛇ってやつだね~ 21 |
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彼方さん、 もうちょっと別の言い方したほうがいい気がする…… 22 |
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私は、大したことはしてないよ。前にあの子が 私にしてくれたことを、そっくりそのまま返しただけ。 立ち直ったのは、あの子自身の力よ 23 + |
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そうかもしれない。けどやっぱり、梨子ちゃんがいてくれたから、 あの子はまた曲作りの楽しさを思い出せたんだと思う。 だから、ありがとう 24 |
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みんな…… 25 |
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ただいまー! あれっ? 梨子ちゃん! |
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こんにちは。 イベント、今日だって聞いてたから、応援に来ちゃった 27 |
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大歓迎だよ~! 実は私も、 今日のライブは梨子ちゃんに聴いてほしいって思ってたんだ |
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おーい、本番、もうすぐ始まるって~! 28 |
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はーい! 梨子ちゃん、聴いていてね。私達の曲を! |
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ええ。しっかり聴いているわ。 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の―――― あなた達みんなの曲を 29 + |
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