檢視優木せつ菜/故事/19話熱い気持ち的原始碼

{| class="wikitable" width="100%"
!角色||文字
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||……なるほど。理解できました。そういうイメージを持てば<br/>いいのですね。このステップをクリアできそうな気が<br/>してきました。ありがとうございます、せつ菜さん 1 +
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||いえ！<br/>またなにかあったら、いつでも聞いてくださいね 2 +
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||はい、そうさせてもらいます 3 +
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||ところで、つかぬことを伺いますが……。<br/>せつ菜さん、今日はお疲れですか？ 4
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||え！？ 5
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||……私も気になってたんだ。<br/>せつ菜ちゃん、今日はちょっと元気がないよね？<br/>どうかした？　この間のライブの疲れが取れてない？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||あ、いえ！<br/>疲れはもう、完全に取れています！　とても元気です！ 6 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||じゃあ、元気がなさそうなのは、別のことが原因？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||そんなに顔に出ていたでしょうか……。<br/>元気をなくすというほどのことではないのですが……。<br/>……お二人から見て、前回のライブはどうでしたか？ 8 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||ごめん。あの時、私は裏方だったから……
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||あ、そうでしたね！　すみません 9
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||ううん。私こそ、ちゃんと見られなくてごめん。<br/>でも、客席を覗いたとき、みんなすごく盛り上がってるのを見たよ
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||それにSNSでも、よかったって書き込みが<br/>たくさんあったから、大成功だったと思うんだけど……
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||そう……ですよね？<br/>みんなの大好きを、私、届けることができましたよね……？<br/>できた、とは思っているんです。思ってはいるのですが…… 10 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||何か気になることがある？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||はい……。<br/>期待に応えることはできたと思うのに、なんというか…… 11 +
|-
!colspan=3|物足りなさがあったとか？
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||……物足りなさがあった、とか？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||物足りなさ……ですか。<br/>そうかもしれません 12
|-
!colspan=3|
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||いつもと違った？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||はい……。うまく言えないのですが、<br/>いつものように、胸を熱くすることができなかった気がします…… 13 +
|-
|colspan=3|
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||もっと気持ちを盛り上げていかなければならないのに、<br/>どうしても、うまくいかなくて…… 14
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||こんなはずではなかったのに……<br/>あれからずっと気が晴れないんです 15
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||元気がなかったのは、先日のライブが原因でしたか…… 16
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||せつ菜さん、ご自身でわかっていなかったのですね。<br/>それは当然のことだと思います。だってあれは<br/>いつものせつ菜さんのやり方ではありませんでしたから 18 +
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||え……？<br/>いつもの私のやり方ではなかったというのは、<br/>どういうことですか？　私はいつも通り…… 19
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||いつも通りではありませんでしたよね。誰かの「大好き」を代弁<br/>しようとしていました。誰かの気持ちに寄り添ったからといって、<br/>それを本当の意味で共有することは難しいのではないでしょうか？ 20 +
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||そ、そんなことありません！　私がもっと、<br/>みんなの「大好き」をしっかりと受け止めて理解をすれば、<br/>「大好き」だって気持ちは伝わります！ 21
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||「しっかりと受け止めて理解する」……ですか。<br/>その考え方は、独善的だと思いませんか……？ 22
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||え……？ 23
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||……いえ、今のはあくまで私個人の考えです。<br/>押し付けるつもりはありません。だって、せつ菜さんの考え方も、<br/>実現できるのなら、素晴らしいことだと思いますから 24 +
|-
|{{CHAICON|210}} 栞子||……ただ、私はいつものせつ菜さんのライブが大好きで……って、<br/>これでは押し付けになってしまいますね。忘れてください。<br/>では……私は生徒会の仕事があるので、失礼します 25 +
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||……私は、みんなの「大好き」を広めたいだけなのに…… 28
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||栞子さんの意見のほうが、正しいのでしょうか……<br/>私の考えは、独善的ですか？ 30
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||私はみんなの「大好き」を知って、広めることができたら、<br/>きっと素敵な世界になるって、そう思って…… 31
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||私も素敵な世界だと思う。<br/>そう思ったから、新曲の方向性にも賛成したんだし
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||栞子さんは、いつもの私のやり方ではなかったと言っていました。<br/>いつもの私って……何でしょう？<br/>あなたから見たいつもの私というのは、どうですか？ 32
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||え？　いつものせつ菜ちゃん……？　そうだな……。<br/>やっぱり「大好き」を全身で表現してる、って感じかな。<br/>せつ菜ちゃんの「大好き」なことを……あっ！
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||どうしました？ 33
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||……あのね、せつ菜ちゃん。<br/>今回の曲、せつ菜ちゃん自身の気持ちを、心から乗せられた？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||え？ 34
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||上手く歌えなかったのは、<br/>せつ菜ちゃんが心から「大好き」って言えることを<br/>歌ってなかったからじゃないかな、って思って……
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||それは……その、私の頑張りが足りなかった部分ですから……。<br/>次はもっと頑張ります！<br/>みんなの気持ちを、もっともっと理解します！ 35 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||せつ菜ちゃん、みんなの手紙を隅々まで読み込んでたよね。<br/>オススメされた小説やアニメを見て、<br/>みんなこういうのが好きなんだ、って目を輝かせてた……
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||でも……<br/>せつ菜ちゃん自身が、心を奪われたものはあった？
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||……どの作品もとても素敵で、<br/>みんなが夢中になるのはわかりました。<br/>ただ、私自身が心を奪われていたかと言われると…… 36 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||誰かの気持ちを受け止めることはできても、<br/>その人と全く同じ気持ちになるとは、限らないんだよね……
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||栞子さんが言っていたのは、そういうことだったのですね……。<br/>確かに、私はみんなと完全に同じ気持ちにはなれませんでした……。<br/>そして、そのまま歌ってしまった…… 37
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||私が感じた違和感は、そこが原因だったのですね…… 38
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||そうだね……
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||…… 39
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||私の歌は、ほかの誰かの「大好き」ではなく、<br/>私自身の「大好き」を目一杯込めたものじゃないとダメなんだ、<br/>ということを、栞子さんに気付かされました 41
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||なんだか、目が覚めた気がします。<br/>私が熱くなるためには、絶対に欠かせないものがあるんです！ 42
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||それは、私自身が「大好き」なこと。<br/>だから、次は私の「大好き」なことを歌います！ 43
|-
|{{CHAICON|207}} せつ菜||誰かの「大好き」なことも、わかりたいです。<br/>でも、私の歌にとって一番大切なのは、<br/>自分の「大好き」を熱く伝えることなんですよね！ 44 +
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||うん。せつ菜ちゃんがそれを続けたら、きっとみんなも<br/>せつ菜ちゃんと同じように、自分の「大好き」なことを<br/>誰よりも熱く語っちゃう、そんな世界になると思う！
|-
|{{CHAICON|player}} PLAYER||私は、せつ菜ちゃんが自分の大好きなことを、<br/>周りが見えなくなっちゃうくらいに<br/>熱く語ってる姿が、すっごく好きだよ！
|}