「高海千歌/エピソード/4話 特別な才能」:修訂間差異
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|{{CHAICON|101}} 千歌||……ありがとう | |{{CHAICON|101}} 千歌||……ありがとう | ||
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於 2022年9月6日 (二) 22:01 的最新修訂
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| (ページ全体、詞のキーワードで埋め尽くされて真っ黒…… それに、筆跡が1人分じゃない。 メンバーも一緒に書き込んでるんだ) | |
| Aqoursの曲って、こうやってできてるんだね | |
| あはは。ごめんね、汚くて…… | |
| そんなことないよ。 私も考えがまとまらない時とか、 ノートにめちゃくちゃに書いちゃうことあるし | |
| もっとこう、さらさら~っと書ければいいんだけどね! アイディアが泉のように湧いてくるんです、とか、 人生で一度は言ってみたいよ | |
| 私は、そういう才能はないみたいで……ほんと普通だからさ! いっつもギリギリまで悩んで、みんなを待たせちゃうんだ | |
| Aqoursをやろう、って声を上げたのは私だから、 作詞くらいちゃちゃっとこなして、 みんなに負担をかけないようにしたいのに | |
| なかなか上手くいかないんだよね…… | |
| 千歌ちゃん…… | |
| それでも……Aqoursのために良い曲を書きたいの。 私達らしさを全力で出せる曲、それを作るための言葉を | |
| 才能がないなら、その分、いっぱい、いーっぱい考えて、 書いて、書いて……時間がかかっても、 私にはその方法しかないから | |
| …… | |
| あ、あははっ! そんな感じで、いっつも頑張って歌詞書いてるんだよ~ | |
| まぁ、それでも遅過ぎて、 しょっちゅう梨子ちゃんにせっつかれたり、 最終的にみんなに手伝ってもらったりするんだけどね! | |
| ……千歌ちゃんは……普通なんかじゃないと思う | |
| ええっ! いやいや、そんな | |
| 歌詞を1曲でも書き上げられるって、 ものすごくエネルギーを使うことだと思う | |
| ただ心を言葉にするんじゃなくて、 相手にちゃんと響くような形にして届ける。 誰にでもできることじゃない | |
| たくさん悩んで、苦しんだ末のことでも、 やり遂げればそれはもう、特別なことだよ | |
| やり遂げれば、特別…… | |
| このノートを見れば分かるよ。 Aqoursの曲が、どれだけ苦労して、愛されて、 望まれて生まれてくるのか | |
| Aqoursに込める千歌ちゃんの熱い想いが、 溢れそうなくらい詰まってる | |
| そうやって生み出された曲だから、Aqoursの曲は 胸に響くんだって、歌うみんなはきらきらに輝いてるんだって、 私、今、すごくそう思う | |
| ……えへへ、面と向かってそんなふうに言われると…… 照れちゃうなぁ~ | |
| う、嘘でもお世辞でもないよ! えらそうなこと言っちゃったけど、紛れもない私の本心で…… あ、ノートありがとう! | |
| どういたしまして~。 うん、分かってる。あなたは嘘を言うような人じゃないよね | |
| いつだって最高の一曲を書いてる気持ちでいるけど、 やっぱり言葉にして伝えてもらうと、心が軽くなるよ | |
| 嬉しいなぁ。 私の書いた歌詞、ちゃんとAqoursの輝きに繋がっているんだね | |
| うん。私だけじゃない、きっと、たくさんの人が千歌ちゃんの…… Aqoursの歌に勇気づけられているはずだよ | |
| ……ありがとう |
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