津島善子/探偵の観察力を舐めないで
外觀
< 津島善子
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| この私が来た以上、既に事件は解決したも同然…… 1 | ||
| 名探偵ヨハネの華麗な推理に、ひれ伏しなさい!! 3 | ||
| ――――どうかしら? 4 | ||
| 探偵役が板についてるね | ||
| 凄くいいよ。探偵役が板についてるね | ||
| それほどでも……あるかも。さすが私ね 6 | ||
| こんな可愛い探偵になら暴かれたい | ||
| こんな可愛い探偵になら暴かれたいくらいだよ | ||
| ふふっ。お望みなら、いつでも暴いてあげるわよ 7 + | ||
| 次のイベントがミュージカルっていうのも驚いたけど、 善子ちゃんが探偵役に立候補したっていうのも意外だったよ | ||
| どうしてよ? 8 | ||
| 勝手なイメージだけど、 怪盗の方をやりたいんじゃないかな、って思ったから | ||
| 確かに、怪盗も魅力的ね。 予告通り、お宝を盗み出すなんて格好いいもの 9 | ||
| 月夜の晩に現れて、 アリ一匹通さないと言われた警備をかいくぐり、 世界に1つのお宝を盗み出す…… 10 | ||
| 警察や探偵がどれだけ必死になっても、 お宝が盗まれる瞬間どころか、私の影すら見ることができない…… 11 | ||
| 現場の喧騒を尻目に、何事もなかったかのように 優雅に立ち去り、闇夜へと消えていく…… 12 | ||
| 実に魅力的な役だわ。 私なら、歴史に名を残す大怪盗を演じられるはずよ 13 | ||
| じゃあ、どうして探偵役に立候補したの? | ||
| ふっふっふ、決まってるじゃない。 そんな大怪盗を捕まえられる名探偵は、もっと格好いいからよ 14 + | ||
| ただの探偵じゃ影すら見ることのできない大怪盗を、 推理の力で追い詰め、捕まえちゃうなんて素敵でしょ? 15 | ||
| まさに、私にこそ相応しい役柄よ 16 | ||
| なるほど | ||
| それに私、洞察力は鋭いんだから! 17 | ||
| え~、本当に? | ||
| 疑うなら、あなたのことを当ててみせましょうか? 18 | ||
| え、なんだか怖いな | ||
| 気を楽にしなさい。 どうせ誤魔化しても、全てこのヨハネに見透かされるんだから 19 | ||
| 余計怖いんだけど……お手柔らかにお願いします…… | ||
| ……あなた、足首を怪我してるでしょう? 20 | ||
| え!? | ||
| さっきから誤魔化そうとしてるけど、 歩くときに右足を少し引きずってるもの 22 | ||
| ……わかっちゃうんだ。 心配かけちゃ悪いかなと思って黙ってたんだけど | ||
| ふふっ。 このヨハネの目を誤魔化そうだなんて、100年早いわ!! 23 + | ||
| まったく、無理に隠そうとして悪化したらどうするのよ。 あなたに何かあったら、困るんだからね! 24 | ||