松浦果南/エピソード/14話 好きだからこそ
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| (果南さんが、スクールアイドルじゃなくなっちゃったら……) | |
| おりゃっ 1 + | |
| ぎゃっ! なぜ片手チョップ!? | |
| だってキミ、すごく悲愴な顔してるんだもん。 ごめんね、キミにそんな顔をさせたかったわけじゃないんだ。 さっきの話は忘れていいよ 4 | |
| そんな…… | |
| さあ、この話はここでおしまい! そろそろお店に戻らなくちゃ 5 | |
| あ…… 今日も、お店手伝ってるんだね | |
| うん。今日はダイビング体験の予約が入ってるんだ。 お客さんが来る前に、器材の準備をしておかないと 6 + | |
| そっか……。 あの、私にも何かお手伝いできること無いかな。 在庫整理や商品の案内くらいならできると思う | |
| ほんと? 助かるよ~! 客足は落ち着いてきたとはいえ、 まだ、動画の効果は継続してくれてるみたいだからね。 人手があるのはありがたいよ 7 + | |
| 果南さんの助けになれるなら、私も嬉しいよ | |
| ありがと! じゃあ行こうか 8 | |
| うん | |
| 果南さん、店内の商品補充、大体終わったよ。 新しく届いた商品も仕分けして片付けといた | |
| ありがと~! キミが手伝ってくれると 売り場もバックヤードも綺麗になるから助かるよ。 正式にうちで働かない? 永久就職しようよ 10 | |
| え~、どうしようかな~! 果南さんと一緒の職場なんて絶対楽しいだろうし、 今からもう就職先が決まるなんて、すごく安心……あっ | |
| ふふ、大丈夫だよ、気を遣わなくて 11 + | |
| う、うん……。 ところで、ダイビングのお客さんはまだ来ないの? | |
| そろそろ来ると思うよ。楽しみだなぁ。 仕事とはいえ、海に潜れるって思うと、ワクワクしちゃうね♪ 12 | |
| すみませ~ん | |
| あの、今日ダイビング体験の予約を入れている者なんですけど…… | |
| はい、お待ちしておりました。 本日、おふたりの担当をさせていただく、松浦果南です 14 | |
| 私達、このお店の動画を見て内浦や淡島のことを知ったんです。 海がすごく綺麗で、行ってみたいとずっと思ってました! | |
| ありがとうございます。 たくさんの方に、この海の素晴らしさを知ってもらえるのは、 とても嬉しいです 15 | |
| ダイビングなんて生まれて初めてで、 泳ぎもあまり得意じゃないし、緊張しているんですけど…… それでも大丈夫でしょうか | |
| はい。ダイビングは泳ぐというより、漂うといった感覚に 近いんです。呼吸も器材が助けてくれますから、 泳ぎに自信が無くても大丈夫ですよ 16 + | |
| おふたりに素敵な海の思い出を作っていただけるように、 私も全力でサポートします。 よろしくお願いします! 17 | |
| はい! よろしくお願いします! | |
| (さすが果南さん、手慣れてるなぁ。 少し不安そうだったお客さんの顔が、 今はとっても楽しそうな笑顔になってる) | |
| (今までの経験だけじゃなくて、 果南さん自身がダイビングや海が大好きだからこそ、 それがお客さんにも伝わって、安心させてるんだろうな……) |
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