国木田花丸/エピソード/1話 探し物
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| (えーと、音楽・芸能の棚、音楽・芸能の棚……) | |
| (散歩の休憩がてら本を読もうと思って図書館に入ったけど、 本を探してこんなに歩き回ってたら休憩にならないよ。 早く見つけたいなぁ) | |
| (それにしても……図書館が静かなのは当たり前だけど、 静か過ぎてちょっと落ち着かないや…… 呼吸の音もうるさいって言われそう……) | |
| あれ? これってひらがなしか打てないずら? | |
| 漢字にするなら、『変換』を押せばいいんじゃないかな | |
| (あれ? この声って……) | |
| おおっ! 漢字になった! 未来ずら~っ! | |
| は、花丸ちゃん、声っ | |
| はぅっ、ご、ごめんなさい。つい…… | |
| 花丸ちゃん、ルビィちゃん | |
| ひゃあ! | |
| ピギィ! | |
| わああ、しーっ! しー! | |
| びっくりしたよぉ…… | |
| ご、ごめんね。あんなに驚くとは思わなくて…… | |
| こんにちは。あなたも図書館に来てたんだね | |
| うん。2人は検索機の前にいるってことは…… 何か本を探してるの? | |
| 神社仏閣の建築様式の本と植物の神話と煮物の本と 筆記用具の歴史の本を探してるずら~ | |
| バラエティに富んだラインナップだね…… | |
| 読んだことがない分野もどんどん開拓していきたいんだ♪ | |
| 検索機より図書館の人に聞いた方が早いんじゃない? | |
| これからの時代、図書館の検索機の1つや2つ、 使いこなせなければ生き残ってゆけないずら……! | |
| そんなに重大なツールかな、これ…… | |
| カウンターで聞こうとした時、他の利用者の人達の対応で 忙しそうだったから、ちょっと聞きにくかったんだ | |
| そういうことか…… | |
| あなたはどんな本を探してるの? | |
| 地域別スクールアイドルの考察本。 音楽と芸能の棚にあるみたいなんだけど、見つからなくて | |
| あ、それ、ルビィも借りたいと思ってる本! | |
| そうなの? | |
| じゃあ一緒に探すずら。マルの探したい本も、 ちょうど検索が終わったところだから、一緒に探そう |