高坂穂乃果/故事/6話 あなたを待ちわびて
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はっ、はっ……! |
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もう着いてるかな? 急がなくちゃ! |
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たっだいまー! |
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おかえり! お姉ちゃん、今日は帰ってくるの早いね |
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雪穂、あの子ってもう来てる? |
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今日は授業の後に特別講習があるから、 着くのが少し遅くなるって言ってたじゃん。 お姉ちゃん気が早すぎるよ~ |
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あ、あはは。そういえば…… |
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今日は一緒に穂むらのお店番をしてくれるんだよね |
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うん! だから、すごく楽しみで楽しみで! |
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じとーっ…… |
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な、なにか? |
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お姉ちゃん、自分が一人でお店番したくないからって、 無理矢理やらせるんじゃ |
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違うよ! だって、あの子も楽しみにしてるって言ってくれたもん! |
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練習にもお店番にも付き合ってくれるなんて、優しいよね |
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うん! 優しいだけじゃなくて、すっごく頼りにもなるんだよ |
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それに、昨日も練習のときに 「穂乃果ちゃんの歌って、勇気づけられる」 って言ってくれて……ふふっ♪♪ |
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ふうん |
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不思議だよね、私はあの子に手伝ってもらってるから、 私の方が勇気づけられてるのに! |
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そういうのって……相思相愛、ってヤツ? |
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あ、愛? |
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別に変な意味じゃなくて |
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今のお姉ちゃんの話を聞いて、お互いを信頼してるから 上手くいってるんだなーって思ったよ |
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私たちの間には愛が……!? |
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お姉ちゃん!? だから、変な意味じゃないってば |
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それより、あの人が来る前に準備しとけば? もうそろそろ来るんじゃない? |
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そ、そっか! ねえねえ、格好とか髪型とかおかしくない? |
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おかしくないよ |
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お店番のとき、二人で割烹着を着たらおかしいかな!? |
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もうっ……そういうのは、私じゃなくて本人と相談しなよ! |
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そっか、そうだよね! じゃあ私、迎えに行ってくる! |
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少し待てば来てくれるのに、お姉ちゃんらしいなあ…… |
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でも、μ's以外でもこんなに頼れる人が出来て…… よかったね、お姉ちゃん |