桜坂しずく/故事/26話 たゆたうイメージを捕まえて!
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| はあ…… 1 + | ||
| しずくちゃん! | ||
| あ、先輩 2 + | ||
| 曲ができたんだ。聴いてみてくれない? | ||
| え……もう、ですか? 3 | ||
| わぁ~! すごい! すごいです、先輩! 映画のイメージにぴったりです! 5 + | ||
| どうやってこんな素晴らしい曲を作ったんですか? 先輩、私以上にこの映画を、 私の役を理解しているような…… 6 + | ||
| しずくちゃんのことを考えながら作ったんだよ | ||
| え? 7 | ||
| しずくちゃん、この間屋上で悩みを話してくれたでしょ? そのとき、思ったことがあったんだ。 でね、演劇部の部長さんにも聞いてきた | ||
| しずくちゃんにあの役を任せたのは、 あの役がしずくちゃんに似てるからですか、って | ||
| ええ!? あの役と私に似ているところなんて…… 8 + | ||
| あるよ。部長さんの話を聞いて確信したけど、 あの役はしずくちゃんにしか演じられないと思った | ||
| どういうことですか……? 10 | ||
| あの役の子は、仲間の身を案じるあまり、 たとえ自分が嫌われてでも、 厳しすぎる掟を作ったり規律の遵守を命じたりするよね | ||
| はい…… 11 | ||
| そしてしずくちゃんは、 自分のやりたいことのために 妥協せずまっすぐにぶつかっていく | ||
| どちらかひとつだけでも大変なのに、 お芝居もスクールアイドルも諦めない。 両方とも自分の理想に近づくために努力してる…… | ||
| ……? それのどこに共通点が……? 12 | ||
| やってることは違うけど、原動力は一緒なんだよ。 絶対諦めないで、自分の信念を貫くってところがそっくり | ||
| 部長さんも、そう思ったから あの役をしずくちゃんに託したんだよ | ||
| 部長…… 13 + | ||
| ……あ! 降ってきました! 先輩、役のイメージが一気に降ってきました。 あの、歌詞書いていいですか! 15 | ||
| ……どうでしょうか? 17 | ||
| 完璧だよ! | select_1 | |
| うん、完璧だよ! | ||
| か、完璧だなんて…… 褒めすぎです、先輩 18 + | ||
| すてきだね! | select_2 | |
| すてきだね、映画のイメージにもぴったり! | ||
| えへへ、 ありがとうございます、先輩! 19 + | ||
| 私、役のことも このイメージソングのパフォーマンスも、 掴めた気がします! 20 + | ||