西木野真姫/大切な、めぐりあわせ
外觀
< 西木野真姫
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| ここが真姫ちゃんの知り合いの方の別荘なんだ。 素敵なところだね | |
| ほんと素敵よね。 ここの書斎が、特にお気に入りなの 1 | |
| すごい本の量……! 真姫ちゃんは、本が好きだもんね | |
| ええ。 子どもの頃から、ここで本を借りてよく読むの 2 + | |
| 許可ももらってるから、あなたも好きな本を読んでいいわよ♪ 3 | |
| ありがとう! 何にしようかな…… | |
| あ……この本。すごく綺麗な装丁だ | |
| 音楽の歴史について書いてあるみたい。 この本を読んでみようかな | |
| あら? その本は…… ちょっと借りてもいい? 4 + | |
| 真姫ちゃん、知ってるの? | |
| やっぱり…… 子どもの頃、この本が好きでよく読んでたの 6 | |
| この本を読むことで、自分の中の音楽の世界が どんどん広がっていったことを覚えてる 7 | |
| こんなにたくさんの本があるのに、 あなたがこれを選ぶなんてね 8 | |
| ……なんだか、運命を感じちゃうわね 9 | |
| あなたにもぜひ読んでもらいたいわ。 感想を聞かせてちょうだい? 10 | |
| ………… | |
| ちょ、ちょっと。だまっちゃって、どうしたの? 11 | |
| えっと…… | |
| 真姫ちゃんに会えてよかった | |
| 私、真姫ちゃんに会う運命だったのかな、って。 真姫ちゃんに会えてよかった | |
| ふふ。そうね 12 + | |
| 真姫ちゃんがあまりに綺麗で、見とれちゃった | |
| 真姫ちゃんがあまりに綺麗で、見とれちゃった | |
| な、何を言ってるのよ、もうっ! そういうこと、真顔で言うのやめてよね 13 + | |
| 同じ本を選ぶなんて、って驚いたけど…… 私もあなたも音楽が好きだから、 この本にたどり着くのも必然かもしれないわ 14 | |
| こうなることが決まってた、ってこと? | |
| ……そう 15 | |
| 何度生まれ変わっても、あなたと私が出会って、 音楽を作ることが決まっているのかも 16 | |
| ……なんて。大げさすぎるわね 17 + | |
| そうだとしたら、これからも真姫ちゃんに負けないくらい、 いい音楽を作らなくちゃ! | |
| ふふっ。そうこなくっちゃ。 あなたには、期待してるわよ? 18 + | |
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