ストーリー/徹底リサーチ、開始!
外觀
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| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 今までの曲とは違って、今回作りたいのは私の……ううん、 スクールアイドルを応援しているみんなが 伝えたい気持ちを詰め込んだ曲 | |
| それはハッキリしてるんだけど、 どうやって曲を作ったらいいんだろう? 今までみたいにみんなの話は聞けないし…… | |
| スクールアイドルを応援する みんなの気持ちがこもった歌にしたい | |
| じゃあ、その人たちに話を聞く? お手紙やメールを募集したり…… | |
| 悩んでても仕方ないか、 聞きに行けるところから行っちゃえ! | |
| いきなりすみません。 美里さんのお話を聞きたくて…… | |
| ふふ、私たちスクールアイドル好きの同志じゃない。 そんなにかしこまらないで。 でも、私の話を聞きたいってどういうことかしら? 2 + | |
| あ、もしかして、愛ちゃんになにか…… 3 | |
| いえ、愛ちゃんに困ったことがあるとかじゃないです! それは安心してください! 今の愛ちゃん、すっごくやる気に満ちてて…… | |
| むしろセーブして、って頼んで欲しいかも…… 練習しすぎかな、って思うことがあるので | |
| わかったわ。 それについてはそれとなく愛ちゃんに話しておくわね 4 | |
| はい、お願いします。 でも今日話したかったのはそういうことじゃなくて…… | |
| えっと…… とにかく美里さんの思いを聞かせてほしいんです | |
| 美里さんのスクールアイドル愛、って言うか、 愛ちゃんのことでもなんでも。 なんか漠然としててすみません | |
| うーん……そうねえ…… 5 | |
| 取り留めもない話になっちゃうんだけど…… 6 | |
| 私と愛ちゃんて、ずっとこの町で一緒に育ったの 8 | |
| 今は愛ちゃんのおばあちゃんも家にいるほうが多いけど、 昔はお店に出てることが多かったのよ 9 | |
| だから愛ちゃん、小さいときは うちに来ることが多かったのよね 10 | |
| 愛ちゃんは昔からあんな感じ。 元気いっぱいで、外で遊ぶのが大好きだったんだ 11 | |
| でも、私は体が弱くてあまり付き合ってあげられなかった。 虫取りに行っては熱中症になったり、 霜柱を踏む遊びをしては風邪をひいたりね 12 | |
| だから愛ちゃん、私と一緒だと部屋遊びばかりで、 満足に遊べなかったんだろうなと思うのよ 13 | |
| え、でも愛ちゃん、 美里さんと遊んだときの話をよくしてましたよ | |
| そういう子なのよね。人に合わせちゃうの。 それで、それを苦に思わないんじゃないかしら 14 | |
| 一緒にいるみんなが楽しいことをしよう、 そのほうが自分も楽しい、って考える子なのよ 15 | |
| わがままとか、全然言わないの…… 16 | |
| …… | |
| 私が言わせてあげられなかったのかもしれないけどね 17 | |
| でも、しっかりしすぎ、ってくらいしっかりした子だった 18 | |
| わがままも言わないし、泣いたり怒ったりもしない…… どこかで我慢してるんじゃないか、って心配だったの 19 | |
| 美里さん…… | |
| でもね、スクールアイドルを始めてから愛ちゃんは変わったわ。 悔しがったり、泣いたり怒ったり落ち込んだり……大忙しよ 21 | |
| 愛ちゃんにしてみれば、安定が損なわれたわけだから よくないことなんだろうけど、私はちょっと安心しちゃった 22 | |
| 愛ちゃんはちゃんと爆発できる子なんだな、って 23 | |
| 愛ちゃんね、部で力試しをするのを決めたときは すごく悩んでたのよ 24 | |
| 挑戦してみたい、 でもみんなを傷つけちゃうことにもなる、 どうしたらいいの、って言ってたわ 25 | |
| 部と同好会でトーナメント戦をやったときは、 せつ菜ちゃんに負けてわんわん泣いてた 26 | |
| 全力でぶつかると、相手も全力できてくれる。 それは楽しいんだけどまだまだ敵わないのが悔しいんだ、って 27 | |
| そんなことがあったんですか | |
| 確かにせつ菜ちゃんに負けた時、愛ちゃん泣いてました。 でも、翌日はいつも通りで…… | |
| あなたにそういうところを見せるのは、 まだ恥ずかしいのかもしれないわね 28 | |
| でも、そういう悩みの相談相手になるのは、 そう遠くないうちに私からあなたに変わっちゃうわよ 29 | |
| だから、あなたにはわかってほしいの 30 | |
| スクールアイドルは愛ちゃんに自由をくれた。 自分をどう表現してもいいんだ、全部受け止めてくれるんだ、 っていう自由を 32 | |
| これから、愛ちゃんはもっともっと自分の好きなことを追求して 自分で楽しいことを作っていくわ。 そしてそれを私たちにも分けてくれる 33 | |
| 「楽しい」は愛ちゃんの最大の武器。 その魅力で、私たちをどんどん楽しいことに 巻き込んでくれるんだと思うわ 34 | |
| ……はい! 私もそう思います! 愛ちゃんはすごいスクールアイドルですから! | |
| おねーちゃん、ちょっと聞いて―― あれ、どうして君がいるの? 37 + | |
| 愛ちゃん! えっと、その、美里さんに聞きたいことがあって…… | |
| えー、なになに、愛さんも混ぜてよー! 38 + | |
| てか、うちでもんじゃ食べてかない? 愛さんスペシャルおごっちゃうよ! おねーちゃんも一緒にさ! 39 | |
| えーと…… | |
| そうしましょうよ! 40 | |
| えと、じゃあ……はい | |
| やったー! 愛さん、話したいこといっぱいあるんだ! ほらほら、行こ! 41 |