津島善子/リトルデーモンになるために
外觀
< 津島善子
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| はあ、まさか練習開始時間を 1時間も間違えるなんて…… 1 | |
| 土曜日だから校内にもだれもいないし…… 2 | |
| あ~、暇だわ~。 早く誰か来て~ 3 + | |
| あれっ、善子ちゃん。 今日は早いね? 5 | |
| ずら丸!? それはこっちのセリフよ 6 | |
| えへへ、ずっと楽しみにしていた本を昨日買ったんだ。 だから練習前に部室で読もうと思って 7 + | |
| 相変わらず好きねー 8 | |
| それにちょうどよかった、 善子ちゃんに渡したいものがあったの 9 | |
| ヨハネに? 10 | |
| そう、これを渡したくて 11 + | |
| 「闇の黒魔術大全」? 13 | |
| 昨日古本屋さんで見つけたの。 善子ちゃんが好きそうだなって思って 14 | |
| ふーん、魔力を回復させる方法、魔界の入り口の場所、 闇のエネルギーを込めた特製ドリンクの作り方…… 15 | |
| 素晴らしいじゃない! 魔界に生きる上で必要な情報がすべて書かれているわ! 16 | |
| ずら丸、なかなかいいセンスをしてるわね、 褒めてあげる 17 | |
| 喜んでもらえたなら何よりずら 18 | |
| それになにより、ヨハネは嬉しいわ。 まさかずら丸がこの本を探してまで リトルデーモンとしての修行をしたがっていたなんて 19 | |
| えっ、別にそういうわけじゃ…… 20 | |
| もう隠さなくていいのよ、安心して 21 + | |
| このヨハネが、ずら丸のことをしっかり 1人前のリトルデーモンにしてあげるわ! 22 |