黒澤ダイヤ/エピソード/20話 今度こそ正しく
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はあ…… 1 |
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果南さん…… 3 |
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さっきは……いいえ、昨日も…… ごめんなさい。あまりに、その…… 身勝手だったと思います…… 5 |
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……準備が遅れたこと、どうしても気になるなら、 早く進められるように私も花丸ちゃんも考えたよ。 私達、そんなに信用無い? 6 + |
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そんなことありません! わたくしのせいですから、わたくしが1人で どうにかしないといけないと思ったのです! 7 |
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ですが…… 結局、全て自分のためだったのですわ…… ただ自分の罪悪感を消そうと必死になって…… 8 |
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果南さんの言った通りです。わたくしが1人で勝手にやった…… AZALEAのためと言いながら、一度も AZALEAの一員として行動していなかった 9 |
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「1人で突っ走るな」と昔から果南さんや鞠莉さんに 言われていたのに、まるで成長していませんわ。 今回は花丸さん達にも酷い思いをさせて…… 10 |
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……成長してないのは私も同じだよ 11 |
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カーッと頭に血が上って、 ろくに話もしないで部屋を飛び出した…… こういうところ、鞠莉やダイヤに注意されたことあったのにね 12 |
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AZALEAとして行動してなかった、なんてことないよ。 こんなの、私達のことを思ってないと書けないでしょ 13 |
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いい歌詞だと思う…… これ好きだよ、私 14 |
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こ、これは……わたくしが書いた歌詞……? 16 |
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ダイヤ、私も酷いこと言ってごめん。 私と花丸ちゃんと……3人でステージに立ってくれる? 17 |
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……! わたくしのほうこそ…… お二人と一緒に、歌わせてください……! 18 + |
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あっ! 戻ってきた……! |
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心配させてごめんね。 花丸ちゃん、歌詞の写真、送ってくれてありがとう 21 + |
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あの歌詞が、もう一度2人を繋げてくれると思ったんだ。 2人で戻ってきてくれて良かったずら 22 |
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本当に申し訳ありませんでした。 歌詞は書き直しましょう。 3人で今度こそ真にAZALEAにふさわしい曲を作るのです 23 + |
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ダイヤが書いたやつでいいんじゃない? 24 |
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マルもあれが歌いたいずら! とっても素敵な歌詞だから、 たくさんの人に聴いてもらいたいずら 25 |
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えっ…… いえ、ですが、あれは…… 26 + |
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好きだって言ったでしょ。 事情はどうあれ、ダイヤがAZALEAのために 書いたものなんだから 27 |
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……果南さん、花丸さん…… ありがとうございます…… 28 |
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ふふっ、一件落着、かな? |
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安心したらお腹空いちゃったずら~。 マル、お菓子持ってきたんだ♪ 今日の作業はこれをお供に進めるずら! 30 |
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食べながらだなんて、はしたないですわ。 休憩中か、作業が全て終わってから食べましょう 31 + |
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いいじゃん別に。私も大声出したからお腹空いちゃった。 このままじゃ練習で力が出せないよ 32 + |
私も食べたい | |
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私も食べたいな。ね、綺麗に食べるから! 食べかすこぼしたりとか絶対しません! |
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そんな子供のようなこと、しないのは当たり前ですわよ 33 |
お腹鳴った? | |
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あれ~? 今ちょっとお腹が鳴った音が聞こえたような? |
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な、何故わたくしを見るのですか!? 鳴っていません! 34 |
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終わったあとなら食べていいということは…… 始める前でもいいってことだよね? |
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そうですわね…… 作業中でなければ、まぁ…… 35 |
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じゃあ、始める前に食べようよ! ほらっ、ダイヤさんもお菓子選んで。 どれも美味しそうだよ! |
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もう……仕方ありませんわね。 では少しだけ、いただきますわ 36 |