エマ・ヴェルデ/故事/31話 マイからのエマージェンシー
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| えーと、今日の準備はこれで大丈夫かな…… | |
| たいへーん! 1 + | |
| わっ!? びっくりした……。 エマさん、どうしたの? | |
| 大変なの! マイちゃんが…… 3 + | |
| マイさんがどうかした? | |
| あのね、マイちゃんからメッセがきたんだけど、 写真館を継ぐ自信がない、って言ってて…… 4 + | |
| あんなに熱心だったのに!? | |
| ええ!? あんなに熱心だったのに!? | |
| そうなの。だからマイちゃんに会いに行こうと思って…… 5 | |
| ただごとじゃないよね、それ…… | |
| ただごとじゃないよね、それ…… | |
| うん。マイちゃん、何があったんだろう……、 お話聞きに行こうかな… 6 + | |
| わたしだけじゃ不安だから、あなたも来てくれないかな? 7 | |
| うん、一緒に行かせて! | |
| ええ!? それで来てくれたの!? 9 | |
| なんかごめんね…… エマちゃんたちには関係ないことなのに 10 + | |
| そんなこと言わないで! 11 | |
| そうだよ。私たち、マイさんに記念写真も撮ってもらったし 関係なくないよ | |
| わたしたちの写真を撮ってくれたとき、 マイちゃんすごく楽しそうだった。 それなのに自信がなくなったなんて、なにがあったの? 12 + | |
| こういうの、あんまりグイグイ聞くのはよくないんだろうけど、 わたし…… 13 + | |
| あははっ、気にしないで 14 | |
| あたしだってさ、簡単に継げるわけない、 乗り越えなきゃいけない壁はたくさんあるぞ、 って覚悟して挑戦したんだ 15 | |
| 頑張れば壁は乗り越えられると思ってた 16 | |
| でも、そういうことじゃないのかも、って…… 17 | |
| そういうこと、って? | |
| 努力では埋められないかも、って思っちゃうような写真をさ、 見つけちゃったんだよね~ 19 | |
| ここにはさ、むかーしからの写真が保管してあってね、 その整理をしているときに見つけたの。 うちの親や、祖母が撮り続けてきた写真 20 | |
| もう、ひと目みただけであたしが撮るものとは違うんだよ…… 21 + | |
| でもわたし、マイちゃんが撮る写真好きだよ! 前撮ってくれた同好会の記念写真だって、部室に飾ってある! 22 | |
| ふふっ、ありがと。 でもこれは見てもらったほうがわかりやすいかも 23 + | |
| 見てくれる? 夏川写真館の自慢の写真だからさ! 24 | |
| マイちゃん…… 25 | |