海の上の大熱戦/第2話
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角色 | 文字 |
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果林 | ここがイベント会場ね! すごい人だわ。 うっかりしてるとはぐれちゃいそう 1 |
果林 | しずくちゃん、もじもじしてないで、ちゃんとついてきてね 2 |
しずく | あの……果林さんに選んでもらったこの水着、 着こなせていますでしょうか? 3 |
果林 | 大丈夫よ、ちゃんと似合っているわ♪ 4 |
曜 | あれが水上アスレチックかな? 本当に海の上に浮いてる~! 滑り台とかジャングルジムみたいなのもあるよ。 よーし、遊び尽くすぞ~♪ 5 + |
海未 | 待ちなさい! 充分に体をほぐさないまま海に入るのは危険ですよ。 まずは準備運動です 6 + |
しずく | ……あれ? 花丸さん、何を見ているんですか? 7 |
花丸 | みんな……マルはすごいものを見つけてしまったずら…… 8 |
真姫 | すごいものって、このビーチハウスのこと? 別に変わったところは…… あ、もしかして、これ? 9 |
花丸 | そう! 今日のイベントのために用意された超豪華かき氷! しかも限定10食…… これは食べなければならないずら……! 10 + |
しずく | 超豪華かき氷……これは美味しそうですね! 11 + |
果林 | あ、そのかき氷、注文してる人がいるわよ。 すごいわ、きらきらして宝石みたい 12 + |
曜 | 『今日限定』『10食だけ』、 いや、注文した人がいるから……残り9食!? 確かにこれは食べなきゃ損かも 13 + |
海未 | 限定の、超豪華かき氷……! 14 |
真姫 | どうするの? アスレチックに行く前に食べる? 私はどっちでもいいけど…… 15 |
花丸 | 食べるずら! 16 + |
果林 | そうね。せっかくだし、私も食べようかしら 17 |
しずく | 私も、この芸術品のようなかき氷をぜひ味わってみたいです 18 |
海未 | まっ……待ってください! 海に入る前にかき氷なんて食べたら、体が冷えてしまいます! えっと……お茶! かき氷より温かいお茶にしましょう! 19 + |
曜 | え~っ、お茶? 21 + |
海未 | そうです! それに私達全員が注文したら、 10食、いえ9食ですか、そのうち6食も私達が 独占することになってしまうんですよ! 22 + |
海未 | ファンの方々の応援に分け隔て無く感謝の想いを捧げる スクールアイドルとして、そのような独占行為は いかがなものかと思います! 23 + |
真姫 | なんで今スクールアイドルが出てくるのよ 24 |
果林 | う~ん、海未ちゃんの言うことも一理あるわね。 実際何食残ってるのかは分からないけど、 もしかしたら残り全部私達が独占しちゃうことになるかも 25 |
曜 | あー、そっか……確かにそれは、 ほかのお客さんに申し訳無いよね…… 26 |
花丸 | そうだね。独り占めは……良くないずら 27 |
しずく | では……残念ですが、 かき氷ではなくお茶ということで…… 28 |
海未 | えっ、あ、ええと……我慢のし過ぎと言うのも 精神衛生上良くありませんから、 どうしてもと言うなら食べるのもアリかと思います! 29 + |
真姫 | どっちなのよ! 30 |
花丸 | 食べていいずら!? 31 |
海未 | ただし! さっきも言った通り、 私達でかき氷を独占するわけにはいきません。 食べる人を今から水上アスレチックで決めましょう! 32 |
海未 | 私達はちょうど6人ですから、 μ's、Aqours、虹ヶ咲の3チームに分かれて、 一番早くアスレチックを一周できた人のチームが、かき氷を食べる 33 |
果林 | なるほど。それなら先にアスレチックを楽しめるし、 かき氷も2つで済む、と。面白そうじゃない♪ 自分のカラダを使ってご褒美を手に入れるなんて 34 |
しずく | 早くゴールできれば、それだけ限定品のかき氷を 注文できる可能性も高くなりますね 35 |
曜 | そうだね。アスレチックも早く遊びたかったし、 私も海未ちゃんの提案に乗ったー! 36 |
花丸 | かき氷のためならなんだってするずら! 食欲の力で絶対一番を手に入れるずら~! 37 + |
真姫 | はあ~……。 いいんじゃない、好きにすれば 38 |
海未 | 決まりですね。 ではこれより、超豪華かき氷を懸けた 水上アスレチックレースを開始します! 39 |