駆け抜けろランウェイ/第7話
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| すごい拍手だよ~! さっきのポーズもかっこよかったね。 愛ちゃんも花丸ちゃんもすごい! 2 | |
| どうやら、なんとかなったみたいやね 3 | |
| 花丸ちゃんが転んだ時はヒヤッとしたけど、 それを抱きとめて、更にパフォーマンスに見えるように 上手く立ち回るなんて、さすが愛ちゃん 4 | |
| 観に来てくれた人達も最高に盛り上がってるし、 ファッションショーは大成功、かな? ね、ダイヤさん 5 | |
| あああ花丸さん……! なんてことでしょう、 まさかこんな事態になってしまうなんて……! 7 + | |
| ダイヤさん? もう大丈夫だよ。 ほらっ、ランウェイ見て! まだ拍手が続いてる! 8 + | |
| いえ、まさかなんてことはないのかもしれません。 モデルという慣れない役割を任され、 凄まじい緊張に襲われながら人前に出たのですから 9 | |
| そんな状態で転倒だなんて…… 今の花丸さんは混乱の極みにいるはず! 自力では立ち上がることすらできない状態ですわ!! 10 | |
| 立ち上がれないどころか、 堂々とポーズを取っていますよ 11 | |
| わたくし達がなんとかしてさしあげなくては……! どうすれば、どうすれば…… 12 | |
| 全然聞いてないね 13 | |
| ハッ! そうですわ、 お芝居、お芝居をやりましょう! 14 + | |
| お芝居? 寸劇やったら面白いかも~、 って言ってた、あれ? 15 | |
| 転んだことを、お芝居のワンシーンにしてしまえばいいのですわ! これなら誤魔化せるはず! 花丸さん、今助けに行きますわ~~!! 16 | |
| あっ、ちょっと……! 17 | |
| え~っ! お芝居って、ドレス選んだあとに みんなでやってたやつのことでしょ? どうしよう、セリフ忘れちゃったよ~! 18 | |
| 大丈夫です、穂乃果さん! 即興劇はその場その場で役者が自由にセリフを繋げていくんです 20 | |
| 自分の中の想像力を膨らませて、 投げられたセリフに沿った、 そして時には全く沿わないセリフを返し場を盛り上げる! 21 | |
| 台本が無いから何が来るか分からない! だからこそ楽しいんです! それにアドリブ力も鍛えられるからいいこと尽くめですよ! 22 | |
| アドリブ力……それって、 ライブでもMCやる時とかに役立つよね! 23 | |
| 美しい衣装! 満員の客席! 白く眩しいスポットライト! 役者魂が震えたぎります! さぁ、穂乃果さん、行きましょう! 24 | |
| うんっ! 25 | |
| ああ、2人とも……行っちゃった。 まぁいっか。悪いことも良いことも、輪は回って運んでくる。 これからはお楽しみのターンやね♪ 26 + | |
| (ダイヤ・しずく)花丸さ~ん! (穂乃果・希)花丸ちゃ~ん! 28 | |
| えっ!? ダ、ダイヤさん!? それにしずくちゃん、穂乃果さん、希さんまで!? 29 | |
| うおっ、どうしたの4人とも!? 30 | |
| あ…… 『ああ~、愛しい我が姫君! お怪我はありませんか?』 31 + | |
| !? 32 | |
| 『私はあなたを守る剣(つるぎ)。 騎士の名に懸け誓いましょう、たとえ死が2人を別とうとも、 未来永劫あなたにお仕えすると!』 33 + | |
| 『泣かないでお姫様! 健やかなる時も病める時も、 妖精達はあなたをそばで見守ってるよ』 34 | |
| 『困ったことが起こったら、王宮専属占い師の私が相談に 乗りましょう。いかなる苦難も乗り越える術(すべ)を、 カードを使ってお伝えします』 35 | |
| これって…… はっはーん、そういうことね! 36 + | |
| 『やって来たな、憎たらしい守護者どもめ! 姫を救いたくばこの魔王を倒してみよ~!』 37 | |
| 『覚悟せい、魔王めえええ~!』 38 | |
| ええ~っ!? な、なんずら!? もうわけが分からないずら~っ!! 39 |