桜坂しずく/故事/33話 しずくの決意
角色 | 文字 |
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しずく | 先輩、いらっしゃいますか? 1 |
Player | あ、しずくちゃん。 おはよう |
しずく | 今、少しいいですか? 2 |
しずく | 部長と話したんです。 この間先輩と見た一人芝居のこと…… 4 |
Player | 演劇部の部長さん、なんて言ってた? |
しずく | 部長が言うには、 あれは人に見せるためのお芝居ではないのだと 5 |
Player | ええ!? あんなにすごいのに!? |
しずく | そうなんです 6 |
しずく | 私、ひと目で引き込まれて、 お芝居が終わっても放心したままでした 7 |
しずく | 人に見せないお芝居、って なんでしょう……? 8 |
Player | うーん…… まだ完成じゃない……とか? |
しずく | そう……なんでしょうか? 9 |
しずく | 私、あの後も何度か 部長の一人芝居を見に行ったんです 11 |
しずく | 毎回違う物語で、それぞれきちんと 完結している気がしました 12 |
しずく | だからこそわからなくて…… 13 + |
しずく | あんなに素晴らしい演技を誰にも見てもらえないなんて、 もったいないです 14 |
Player | しずくちゃん…… |
しずく | それに私、お芝居をしている部長の姿を たくさんの人に見てもらいたいんです 15 |
しずく | 演じているときの部長は、 どんなときよりも生き生きと輝いてるから! 16 |
Player | 私はしずくちゃんを見てるからわかるけど、 お芝居をする人で見られたくない人はいないと思うんだ |
Player | だから…… |
しずく | 部長のお芝居…… 他の人に教えてあげてもいいですよね? 17 |
いいと思う | |
Player | うん。いいと思う |
しずく | ……! じゃあ私、さっそくフライヤーを作ります! 19 |
そうしよう | |
Player | うん。そうしよう |
しずく | 先輩に相談してよかった。 じゃあ早速方法を考えます! 20 + |
Player | 私にもお手伝いさせて! |
しずく | ありがとうございます、先輩。 こちらからお願いしたいくらいです! 21 |