あけまして、浦の星流初詣/第3話
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| おじゃましまーす! 1 | |
| 花陽ちゃんのお部屋って、寝心地よさそう…… 枕ふわふわ……♪ 2 | |
| 彼方ってば。 まさか今から寝るんじゃないでしょうね? 3 | |
| 花陽ちゃん、お楽しみの時間って言ってたけど……? 4 | |
| みんな~、おまたせっ!! 5 | |
| わーっ! 豪華なおせち!! 6 | |
| むむ~っ? これってもしかして、手作りじゃない!? 7 | |
| うん! 今年のおせちはお母さんと一緒に作ったんだ! 8 | |
| おせちって自分で作れるものなのね…… すごいわ、花陽 9 | |
| こっちの伊達巻きに、栗きんとんに、昆布巻きに…… それからおもちも! 10 | |
| ん~? おもち? 11 | |
| 今年は自分で餅米を蒸して、おもちをついてみたの! 12 | |
| ええっ!? そこまで!? 13 | |
| お米好きの花陽ちゃんがついたおもち…… 美味しいんだろうなあ♡ 14 | |
| ふふ。幸せそうな花丸ちゃんを見てるだけで、 こっちまで幸せになっちゃう 15 | |
| おせちにも花丸の笑顔にも、 幸せがいっぱい詰まってるわね 16 | |
| 花陽、すごいじゃん! 将来絶対いいお嫁さんになれるよ! 17 | |
| ええっ? そ、そうかな……恥ずかしいよ。 私は食いしん坊なだけだし…… 18 + | |
| う~っ、待ちきれない! マルは早く花陽ちゃんのおせちを食べたいずら~っ! 19 | |
| あっ! そうだよね、早く食べよう! みんな、たくさん召し上がれ♪ 20 | |
| いただきまーす! 21 | |
| はぁ~♡ こんなに美味しいおもちを食べたのは、 はじめてずら~っ 23 + | |
| 本当! つきたてのおもちって、 とろけるように柔らかくて、甘いのね 24 | |
| お米へのこだわりが、 こんなに素敵なおせちになったんだね 25 | |
| ぐすっ……手間暇かけた、愛情たっぷりのおせちを いただけるなんて、マルはなんて幸せ者なんだろう…… 26 | |
| ずら丸ちゃん、泣くほど嬉しかったの!? よかったね~っ 27 | |
| ぐすっ…… 28 | |
| ん~? 花丸ちゃん、 なんだか悲しそうな顔になってない? 29 | |
| くすん……悲しいずら…… 30 | |
| ど、どうしたの花丸ちゃん!? もしかして、口に合わなかった? 花丸ちゃん、無理して食べなくていいよ 31 + | |
| 悲しい……悲しすぎる……いっぱい食べたいのに、 振袖を着てたら、少ししか食べられないずら~っ 32 | |
| そんな理由!? 33 | |
| 言われてみると、確かに帯がしっかり締めてあるし…… あんまり食べる余裕ってないかも 34 | |
| こんな……こんなお預けってないずら~っ! 35 | |
| ま、待って! 帯ゆるめよっか! 着替える!? それとも頑張って詰め込む!? 36 | |
| 素敵な振袖から着替えたくないけど……けど……!! ううっ、マルは美味しいおせちを お腹いっぱいたべたいずら~~~っ!! 37 |