津島善子/エピソード/15話 仲直り大作戦
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| そもそもの原因が、 ヨハネ様が自分のことを正直に話せないことだから ……正直に話す | ||
| それができれば苦労はしないの!! 1 | ||
| だよね。じゃあ、日頃の感謝を伝える、ってのは? 感謝されて悪い気がする人はいないだろうし、 歩み寄りのきっかけになるかも! | ||
| 理屈は分かるけど、そういうセリフを家族に言うって、 ものすご~く恥ずかしいわよね。 まともに言える自信無い…… 2 + | ||
| その恥ずかしさを乗り越えるからこそ、 効果があると思うんだけど…… まぁ、いいや。この方法は保留で | ||
| あとは、お母さんの好きな食べ物を作ってあげるとか―――― あ、だめだ。味付け方面で堕天使パワーが火を噴くから無し | ||
| なんかけなされた気がするんだけど 3 | ||
| 気のせいでございます。ん~、ほかには…… お母さんが欲しがってる物をプレゼントする! お母さんも嬉しくなってそのまま仲直り! | ||
| 欲しい物……? 見当がつかないわ…… 4 + | ||
| そ……そっか。そうだね、会話が少ないなら、 そういう情報も入ってこないよね……。 うーん…… | ||
| あなたはこういう時、どうやって解決してるのよ? 5 | ||
| 私? うーん、うちはそもそも けんかなんてほとんどしないからなぁ。 はっきり謝ったり、何かプレゼントしてご機嫌取ったり…… | ||
| あと…… 手紙を書いて親が気付いてくれそうなところに置いておく、とか。 これは小さい頃にやってたことだけど―――― | ||
| ……そうだ、手紙を書こう! 話すのが無理なら文字で勝負だよ! | ||
| 勝負って何!? でも、そっか、手紙……それなら私にも…… え、でも、何を書けばいいのよ? 6 + | ||
| お母さんへの正直な気持ちだよ。 早速取り掛かろう、ヨハネ様! | ||
| (今日もAqoursの練習を見せてもらえる日だ♪ 差し入れのお菓子もばっちり用意したし、早く部室に――――) | ||
| ごきげんよう、リトルデーモン 10 | ||
| 善子ちゃん | ||
| おわっ。善子ちゃん | ||
| ヨ・ハ・ネ! ほんっと覚えないわね、あなたは! 11 | ||
| ヨハネ様 | ||
| あっ。ヨハネ様! こんにちは | ||
| あら、今日は間違えなかったわね。 よしよし、今後もその調子で正しく呼んでちょうだい♪ 12 | ||
| あはは。ところでヨハネ様、 なんだか晴れやかなお顔をされていらっしゃいますね。 何かいいことありました? | ||
| まぁね。おかげさまで、同居人との関係が修復されたわ。 あなたには世話になったから、一応報告しておくわね 13 | ||
| ほんと!? よかった~。 善……ヨハネ様が手紙に込めた気持ち、 ちゃんとお母さんの心に届いたんだね | ||
| ええ。まだ私の全てを打ち明けられたわけではないけれど…… 少しだけ近づけたような気がするわ。 あと、会話もちょっと増えた 14 | ||
| ……いつか、私のことをちゃんと全部話せる日が来るかしら 15 | ||
| ……来るよ、絶対 | ||
| うん……。そうね 16 | ||
| 今回もあなたはヨハネのためによく働いてくれたわね。 やっぱりあなたはヨハネの側近になるために生まれてきたんだわ! 17 | ||
| もったいないお言葉です♪ あ、そうだ。 花丸ちゃんとルビィちゃんにも、ちゃんと報告してくださいね。 ずっと心配してくれてたんだから | ||
| 分かってるわよ! このあとちゃんと伝えるつもり。 ほらっ、早く部室に行きましょう、リトルデーモン♪ 18 | ||