黒澤ルビィ/エピソード/12話 ずれる歯車
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| ルビィちゃん! 調子どう? | ||
| こんにちは。調子はすごくいいよ。 ダンスの練習、あなたが見てくれてるおかげで、 自分でも上達してるのが分かるんだ 1 + | ||
| 良かった。私もルビィちゃんが めきめき成長してるのが分かるよ~♪ 今日の練習はボイストレーニング中心にやってみようね | ||
| うん。あの、ところで…… 2 | ||
| ん? | ||
| 最近、よく内浦に来てくれてるけど…… 虹ヶ咲の活動は大丈夫なの? 練習とか、曲作りとか。 こっちに来るのに、移動時間だけでも結構かかるし―― 3 | ||
| あなたとちゃんと会ってお話ししたり、 練習を見てもらったりするのは、すごく嬉しいし助かるけど、 もし無理してるなら…… 4 | ||
| 心配してくれてありがとう、ルビィちゃん。 でも心配しないで。 別に虹ヶ咲のみんなのこと、放り出して来てるわけじゃないよ | ||
| その日の分の練習メニューはちゃんとみんなに伝えてあるし、 曲作りも移動中にできるところは進めてるから | ||
| でも……もし何か困ったことや分からないことがあった時、 あなたがそばにいるほうが 虹ヶ咲のみんなも安心するんじゃない? 5 | ||
| 大丈夫、みんな私なんかよりずっとしっかりしてるから。 それに、何かあった時は連絡してって言ってあるし | ||
| ルビィちゃんには、もっともっと高く羽ばたける可能性が あると思うんだ。 そのために私にできることがあるなら、なんだってやりたい | ||
| 全部私が好きでやってることなんだから、 ルビィちゃんは何も気にしないで。 ルビィちゃんには自分のことだけ考えていてほしいな | ||
| ……うん 6 + | ||
| ラー、ラー、ラー、ラー、ラー♪ 8 + | ||
| 伸びやかな声になったね | ||
| はい、オッケー! 声、すごく伸びやかに出るようになったね。 いや、前からそうだったけど、更に良くなったっていうか | ||
| そ、そうかな。ありがとう 9 + | ||
| 発声がなめらかになったね | ||
| ルビィちゃん、声、すごく出るようになったね! もともとちゃんと出せてはいたけど、前よりも音域が広がって、 発声もなめらかになってる! | ||
| ほんと? 良かったぁ。 あなたの教え方も、とっても分かりやすいよ 10 | ||
| 少し休憩しよう。 飲み物……あ、しまった、飲み切っちゃってる。 ちょっと買ってくるね | ||
| あっ、待って、ルビィも…… ……行っちゃった 11 | ||
| ルビィちゃん、お待たせ~っ! | ||
| お帰りなさい。 あのね、さっき千歌ちゃんから電話があって、 あなたに伝言を頼まれたの 14 | ||
| 私に? | ||
| うん。虹ヶ咲のみんなに連絡取ってあげてほしいんだって。 あなたのスマホにかけても出ないから、って…… 15 + | ||
| みんなに? 分かった…… | ||
| うわっ、ほんとだ。みんなからすごい着信入ってる! 全然気付かなかった。すぐかけ直さないと | ||
| あの……今日はもう、帰ったほうがいいんじゃないかな 17 | ||
| ええっ、そんな! まだ今日の練習終わってないし、最後まで付き合うよ | ||
| でも、虹ヶ咲のみんなは絶対にあなたのことを待ってるよ。 電話のことだって、何か大事な用があるのかもしれないし 18 | ||
| ルビィのことは気にしないで。 Aqoursのみんなもいてくれるから大丈夫だよ。 だから帰ってあげて。ね 19 + | ||
| ルビィちゃん……。分かった。 じゃあ、今日は帰るよ。またね | ||
| うん。ばいばい。気を付けてね 20 | ||