国木田花丸/あなたのぬくもり
外觀
< 国木田花丸
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| (よりによって花丸ちゃんの家でやるお泊り会の日に 電車が遅れるだなんて……) | |
| (ここからバスで浦女までかかる時間を考えると…… やっぱり約束の時間に遅れそう) | |
| (とりあえずメッセしておこう。 「ごめんね、ちょっと遅れそう。寒いから部室で待ってて」 っと、送信) + | |
| はあ、やっと着いた……! 花丸ちゃん待たせちゃってるし 急がなきゃ……って、あれ? | |
| 花丸ちゃん!? | |
| こんにちは! じゃなくて、この時間だと こんばんは、かな? 5 + | |
| うん、こんばんは。……って、あれ!? ごめん! 私、遅れそうだっていうメッセ、 花丸ちゃんに送れてなかった!? | |
| ううん、大丈夫。 メッセはちゃんと届いてたずら 6 + | |
| ええっ、それじゃあ どうして外にいるの? | |
| えへへ、最初は部室で待ってたんだ。 そろそろあなたは来るかな、まだかな、って 1分おきに時計を見ちゃってたの…… 7 + | |
| そうしたら時計を見るたびに どんどんそわそわしてきちゃって…… じっとしていられなくなっちゃったんだ 8 + | |
| それにここで待ってたほうが、 あなたが着いた時にすぐに出迎えられるから 9 | |
| ああっ、もう本当にごめんね!! こんなに寒い中外で…… | |
| マルが外にでてきてから すぐにあなたが来てくれたから、 そんなに待ってないよ 10 | |
| 嘘だ~! だってほら、 花丸ちゃんのほっぺまでこんなに冷たい……! | |
| ひゃうっ! いきなりほっぺむにむにしないで~ 11 + | |
| あったかくなーれ、あったかくなあれ~ | |
| もう、大丈夫だってば~ 13 | |
| まだほかにできることは……、 あ、そうだ、これ | |
| ? 14 | |
| よかったらこのマフラーまいてて、 ちょっとでもあったかくなるように | |
| …… 17 | |
| はっ、ごめん! 勝手に私のマフラー巻いちゃって! 嫌だったらはずして―― | |
| ……ふふっ。ううん、これがいいずら。 すっごくあったかい 18 | |
| よかった | |
| 本当? よかったあ | |
| あなたのおかげで、 なんだか心も体もぽかぽかしてきたずら 19 | |
| しっかりあったまってね | |
| 本当? それじゃあ、しばらくこのマフラーをつけててね。 しっかりあったまらないと | |
| はーい。 あなたのマフラーぬくぬくずら~ 20 | |
| あれ、でもマルがずっと借りちゃってたら あなたが寒くなっちゃうんじゃ…… 21 | |
| いや、私は大丈夫だよ、 花丸ちゃんが使って | |
| あの…… もしあなたが嫌じゃなかったら…… このマフラー二人で巻かない? 22 + | |