黒澤ダイヤ/エピソード/4話 追い付け追い越せ第一線
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| うう、やっぱり変な気がするよぉ…… | ||
| あ、ルビィちゃんも出来た? ……うわ、すごい! シンプルで大人っぽいというか……何かちょっと意外! | ||
| 素敵ですわ! やっぱりあなたは良いものを持っているのですよ、ルビィ! | ||
| そうかな…… これ、ちゃんと飾っても平気な感じにできてる……? | ||
| まぁ、もう少し主張が欲しいところではありますが、 これでも飾るには充分でしょう。もっと自信をお持ちなさい | ||
| ふふふ……。 ダイヤさんはルビィちゃんの前だと本当に顔が優しくなるよね | ||
| そ、そうですか? 別に、妹だからと言って 特別扱いしているつもりはありませんわよ? そりゃあ、世界で唯一の大切な妹ではありますが…… | ||
| お姉ちゃん……! | ||
| 素直に大好きって言えばいいのに~ | ||
| あっ、そうだ…… ルビィ、花丸ちゃんにノート返さなきゃならなかったんだ……! ごめんなさい、ちょっと図書室行ってくるね | ||
| 行ってらっしゃい | ||
| 急いでいても、廊下を走ってはいけませんわよ | ||
| はーい | ||
| そういえば、今日はどうして学校にいらしたんですの? | ||
| ルビィちゃんにスクールアイドルの 雑誌のバックナンバーを貸しに来たんだ。 それと、その雑誌の最新号を一緒に読もうと思って | ||
| そういう雑誌よく読む? | ||
| ダイヤさんはそういう雑誌、読んだりする? | ||
| ええ。以前はμ'sやA-RISEをはじめ第一線で活躍する スクールアイドル達のように、自分が輝く姿を夢想したものですわ | ||
| ダイヤさんには趣味のイメージがない | ||
| そういえば、ルビィちゃんは雑誌やグッズいっぱい集めてるけど、 ダイヤさんはあんまりそういうイメージないね…… | ||
| あら、ずいぶんな偏見ですのね。 わたくしだって雑誌くらい読みますわ。 いつか自分も表紙を飾ってみたいと思ったことだって…… | ||
| へええ~。 ダイヤさんにもそういう夢見る乙女的なところがあるんだねぇ | ||
| わ、悪いですか!? わたくしにだって華やかな舞台に惹かれる心はありますっ! | ||
| しかし、わたくしとて今や彼女達と同じスクールアイドル! | ||
| 今はまだ田舎のマイナーグループでも、 いずれ雑誌の表紙を飾り特集記事を組ませるほどの 地位と名声を手に入れてみせますわ! | ||
| おお~、言い切った~! | ||
| ごめんね、花丸ちゃん…… ノート、多分部室に置いたままなんだと思う…… | ||
| 気にしなくて大丈夫だよ。 置き場所を間違えて覚えるなんて、 マルもしょっちゅうやっちゃうし | ||
| ですから世間はもっとAqoursに注目すべきなのですわ!! 愛くるしさの1年生、元気弾ける2年生、 安定感のある3年生という魅力的なメンバー | ||
| そのメンバーの中身も、みかん好きと水泳選手とピアノ弾きと 堕天使と方言娘と小動物とバイリンガルとダイバー! 個性だって申し分ありません! | ||
| これを注目しないなんて法はないでしょう? そう思いませんこと? ねぇ、聞いてますか!? | ||
| き、聞いてます。ちゃんと聞いてます! | ||
| え、ええええ……!? | ||
| 一体、何事ずら……? | ||