優木せつ菜/故事/3話 もう一つの大好き!
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| せつ菜ちゃん! せつ菜ちゃーん、おーい! 今日の練習はもう終わりにして、続きは明日にしない? | ||
| ……え? あ、ごめんなさい! 夢中になっちゃってて 気付きませんでした! 部室閉めないとですよね? すぐ準備するんでちょっと待ってくださいね! 1 | ||
| えっと、かばんかばん……わっ! 3 + | ||
| だ、大丈夫? | ||
| ごめんなさい、ありがとうございます! あー! 拾わないでいいです! み、見ないでください〜! 6 | ||
| ん? せつ菜ちゃん、これは……? | ||
| そ、それは、今、読んでる小説……です 7 | ||
| あ、このラノベの表紙見たことあるよ! この女の子、可愛いよね。男の子はカッコイイし、 目をひくから覚えてたんだよね | ||
| そ……そうなんですよ! 目をひかれるんです! 可愛いとカッコイイを絶妙に両立させる イラストレーターさんなんです! 9 | ||
| この衣装のデザインもすっごく素敵なんですよね! 私も、 自分の衣装に取り入れたいくらいです! SFチックだけど、 やりすぎず、でも非日常はバンバン感じる……! 10 | ||
| キャラの表情もすごく生き生きとしてると思いませんか!? 今にも笑い声が聞こえてきそうです! 11 + | ||
| あ、もちろん、ストーリーもいいんですよ!! 王道ファンタジーもので、先の展開が予想できちゃうんですけど、 読んでると、そうそうこれこれ! ってなるんです! 12 | ||
| そうなることがわかっているのに、いざそのシーンになると ああーこれ待ってたーたまらない最高すぎる!! ってなるんですよね! それってすごくないですか! 13 | ||
| あ……。ご、ごめんなさいごめんなさい! 私、また夢中になって…… 14 | ||
| 好きなことを話し出すと、 伝えたいこととか共感して欲しいこととか、 いっぱいありすぎてついつい話し過ぎちゃうんですよね…… 15 | ||
| 気をつけてはいるんですけど……ほんとにごめんなさい。 気持ち悪かったですよね……? 16 | ||
| えっ? なんで謝るの? 気持ち悪いなんて全然ないよ! ワクワクしながら聞いていたのに | ||
| …………え? ワクワク? 17 | ||
| 話聞いてたら興味出てきちゃった | ||
| うん、せつ菜ちゃんの話聞いてたら興味出てきちゃった | ||
| ほ、ほんとですか……? あなたもこの本に興味が!? あ、あの、よかったら、1巻からあるので貸しましょうか? 18 | ||
| せつ菜ちゃんの好きなもの、私も知りたいな | ||
| せつ菜ちゃんの好きなもの、私も知りたいな | ||
| じゃ、じゃあ、おすすめしたいものはたくさんあるんですけど、 この本、よかったら読んでみてください! 19 | ||
| えっ? いいの? すごく嬉しい! | ||
| 勿論です! あなたもこの本のファンになってくれたらいいな。 そしたら、色々お話もできますし……。私、あまり人と そういうお話はしたことがないからしてみたいです! 20 | ||
| そうなの? 私と歩夢ちゃんなんて、 前は漫画とかの話ばっかりしてたけどなあ…… | ||
| やっぱり生徒会長の姿の時はビシっとみんなのお手本に なってなきゃいけないから、漫画の話はお友達ともしにくい? | ||
| そうですね。それもありますけど、私の家ってアニメとか 漫画とか禁止なんです。なので生徒会長になる前から、 あまりそういう話をする機会がなくて…… 21 | ||
| えー! 禁止!? 本当に厳しいご両親なんだね。 じゃあ、私がそういう話ができる友達1号! | ||
| せつ菜ちゃんにスクールアイドル以外の趣味があったのが 驚きだけど、アニメや漫画も楽しいもんね! | ||
| はい! たくさんの勇気や大好きをもらえます! 22 + | ||
| 私もオススメがあるから明日持ってくるね。 せつ菜ちゃんも明日持ってきてくれる? | ||
| 実は……もう、あるんです 23 | ||
| え? | ||
| 家だと見つかっちゃうので、生徒会室に隠してあるんですよ。 えへへ……、みんなには内緒にしていてくださいね 24 | ||