宮下愛/故事/5話 新しい世界の入り口で
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 愛ちゃん! 今のステージ見てたよ! すっごく楽しかった! | ||
| はあ……、はあ…… 1 | ||
| 愛ちゃん、お水飲んで 2 | ||
| タオルもどうぞ 3 | ||
| 愛さん、ステージ、かっこよかった! 4 | ||
| みんなサンキュー……ゲホゲホっ、ちょっと待って。 まだ息が整わないや…… 5 | ||
| わかったわかった。落ち着いて 6 | ||
| こっち椅子用意したんで座ってください、愛先輩 7 | ||
| ねえねえ、スクールアイドルってさ、 みんなステージからああいうものが見えるの? 8 | ||
| ああいう……って? 9 | ||
| 愛ちゃん、見たことのない景色、見れたんだね! | ||
| 見た……見ちゃったよ…… 10 | ||
| 私たちがスクールアイドルをやめられない理由、わかりました? 11 | ||
| わかった……かも。せっつーがずっと言ってた 「大好き」ってのが見えちゃった気がする! 12 | ||
| そりゃ興奮するよね~。 彼方ちゃんもステージに立つ度に衝撃があるもん。 なにがあってもさ……やめられなくなっちゃうよね 13 | ||
| カナちゃんアタシの言いたいこと全部言った!! そう! そうなんだよ~! 14 | ||
| なにあれなにあれ!? あんな世界がこの世にあっていいの!? 愛さん、今までめっちゃ人生謳歌してる~って思ってたんだけど、 その先があったわ…… 15 | ||
| 君の言った通りだったよ! まじですごいー!! 愛さん感動! ぎゅー! 16 | ||
| ちょ、ちょっと愛ちゃん、苦しいよ~! | ||
| 我慢してー! 愛さん力の加減ができないくらい、 今カンドーしてんの! 18 | ||
| アタシのことを見てくれてる人たちの顔がさ、ステージから すごいよく見えるんだよね。今まで練習の時は目の前に 誰もいなかったからわかんなかったけど 19 | ||
| こんなに見えるもんなんだねー! しかもすごいいい顔してた! 愛さん、まだまだスクールアイドル初心者なのに…… 20 | ||
| ホントはちょっと不安もあったんだけど、 不安がファーンてふっとんだ! 21 | ||
| ここでダジャレ挟んでくるとか、結構余裕あるね | ||
| あはははっ、ここでダジャレ挟んでくるとか、結構余裕あるね | ||
| こ、興奮してつい……あははっ。でもさ、なんかほんと すごいよね……。愛さんみたいなふつーの女子高生に、 こんなことができるなんて! 22 | ||
| よかったね、愛ちゃん! | ||
| あはははっ、よかったね、愛ちゃん! | ||
| 愛さん実はちょっと不安もあって、おばーちゃんやおねーちゃんに 間違ったらどーしよーって泣きついたりもしてたんだけど 23 | ||
| こんなに受け入れてもらえるなんてすごいことだよね。 きっと見てくれる人がみんな優しいんだね 24 | ||
| 楽しもうってしてくれてて、 アタシはそれに乗っからせてもらったんだよ 25 | ||
| 今日まで練習頑張ったつもりだけど、でも今日の成功は、 半分以上は見てくれた人たちのおかげ。 アタシはまだまだだなってちゃんとわかってる 26 | ||
| 愛ちゃん……。そんなことないよ。 私は愛ちゃんのステージすてきだったと思う。 夢みたいなステージだったよ | ||
| ありがと。その言葉はとっても嬉しいけど、 でもアタシは先があるなって思ったんだ 27 | ||
| 見てくれる人をもっともっと笑顔にしてみたい。 さいこーに楽しい気持ちになってもらいたい 28 | ||
| そのために、もっともっと頑張る! みんなや、君の力を借りてね♪ 29 | ||
| それでね、いつか……、いつか、おばーちゃんや おねーちゃんにも、ライブを見てもらいたいな。 だからアタシのこと見てて。そんで、応援してほしいな! 30 | ||