優木せつ菜/故事/15話 詰め込みすぎだよ
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| はい、あがりです 1 | ||
| え~、またですか? これで3連続いち抜けじゃないですか、せつ菜さん強すぎますよ 2 | ||
| それにしても、このボードゲーム面白いね。 改めて遊んでみるとアナログゲームって奥が深いよね | ||
| はい、こんなに夢中になるとは思いませんでした 3 + | ||
| せつ菜ちゃん、他にもなにかオススメのボードゲームとかある? | ||
| そうですね……ボードゲームではありませんが、 TRPGとかオススメです♪ 4 + | ||
| なんですかTRPGって? 5 | ||
| 一言では全て説明できないんですけど、 簡単に言うと自分の設定したキャラクターになりきって、 与えられたシナリオに沿って進行するゲームです 6 | ||
| キャラクターになりきる……? それ、面白そうです! ぜひ遊んでみたいです! 7 | ||
| 私も興味あるな。じゃあ次はそれで遊ばない? | ||
| あ、残念ながらすぐにはできないんですよ。 世界観の設定や大枠のストーリーが必要なゲームなので 8 + | ||
| まるで演劇ですね 9 | ||
| そうですね。 ただシナリオ自体は進行に必要な部分だけで、 あとはプレイする人たちが遊びながら作っていく感じでしょうか 10 | ||
| 自分たちで物語を作っていくんですか…… 聞けば聞くほど興味深いです 11 | ||
| 実は、私もTRPGにすごく興味があって、 世界観を考えてみたりしているんです。よかったら、私の方で 諸々用意するので、後日皆さんで遊んでみませんか? 12 | ||
| わあ、楽しそうです! せつ菜さん、ぜひお願いします! 13 | ||
| これ、TRPGのシナリオです。しずくさんたちに見せるまえに、 あなたに少し見ていただきたくて…… 15 | ||
| できたんだ! 見せて見せて! | ||
| 少し恥ずかしいですけど、どうぞ! 16 | ||
| ありがとう。 うわ~、結構細かく設定が書いてある…… + | ||
| ゲームの骨格ですからね。 そこが適当だと全てが上手くいきませんから 18 | ||
| それにしても凄い分量……これだけ考えるの大変じゃなかった? | ||
| いいえ、次から次へとアイディアが湧いてくるのが楽しくて、 大変だとは思いませんでした。ただ、確かに睡眠時間は 削られてしまったかもしれませんね 19 + | ||
| 凄い熱意だね | ||
| 凄い熱意だね | ||
| 面白い物を作るためには、本気で挑まなければいけませんから! 20 | ||
| 寝ないとダメ | ||
| 楽しいのはわかるけど、ちゃんと寝ないとダメだよ? | ||
| はい、授業中に睡魔に襲われて反省しました 21 + | ||
| ん~、大枠だけって話だったけど、 ここまでくるともはや小説だね | ||
| えへへ、つい筆が乗ってしまって。 それで、その……どうですか? 遠慮はいらないので、忌憚のないご意見をお願いします 22 + | ||
| そうだね……正直に言うと、 ちょっとだけわかりにくいかも…… | ||
| 例えば、この攻撃のところなんだけど、 「ノクターナル・ラーテル・ブレス」ってなに? | ||
| これはですね、ラーテルという恐れを知らぬ動物がいるのですが、 闇夜に紛れたラーテルが背後からそっと忍び寄って 喉笛を引き裂くという攻撃です! 23 | ||
| この、職業のところの 「アンブレイカブル・キー・クリエイター」っていうのは…… | ||
| これはすごくいい言葉ができたと思うんですよね……。 絶対に破れない暗号を作り出す職業のことです! 24 | ||
| せつ菜ちゃん…… | ||
| はい? 25 | ||
| ごめん! わかんない! | ||
| ええ!? 27 | ||
| せつ菜ちゃんがこのストーリーにかける情熱はすごく感じるんだ。 こんなに考えて練られてるなんて、この作品は本当に せつ菜ちゃんに愛されてるんだと思う | ||
| でも、ごめん……。 私たちの愛が、追いつけない…… | ||
| そうですか……。 えへへ、実は、ちょっと自分でもやりすぎたかもとは 薄々感じていたんです 28 + | ||
| 次はもっと読者目線を意識して書いてみますので、 また添削してください! 29 | ||
| うん! また見せてね! | ||