宮下愛/故事/17話 激突! ダジャレバトル
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 他に意見のある人いる? 1 | ||
| ……いないようね。それじゃ、 本日の定例会はここまでにしておきましょう 2 | ||
| やっと終わった。なんだか今日は長くなかった? 3 | ||
| そうですね。しかし、 それだけ実りのある話ができたということでしょう 4 | ||
| でも、ちょっと疲れちゃった。甘い物食べた~い 5 | ||
| あ、それなら、授業で作ったケーキがあるよ~。 彼方ちゃん特製・シナモン風味のりんごたっぷりパウンドケーキ! 6 | ||
| 聞いただけでおいしいってわかる!! さすが彼方さん! はやくこの疲れた頭に糖分を♪ 7 | ||
| あははっ、みんなお疲れだねー 8 | ||
| まあ、頭を使う話をしてたからね 9 | ||
| じゃあ、疲れた頭をリフレッシュしてみよっか? 10 | ||
| え? ゲームでもするんですか? 11 | ||
| 正解! 珍しく冴えてるね、かすかす! 12 | ||
| かすかすじゃなくて、かすみんです! 珍しく、ってそれじゃまるで普段ボケボケみたいじゃないですか! 13 + | ||
| ……まるで? 14 | ||
| もう、りな子まで! 15 | ||
| あの、ゲームってなにをするんですか? トランプとか? 16 | ||
| ふっふっふ。よくぞ聞いてくれました! 愛さんオススメの ゲームは、リズムにノリながらのダジャレバトル! ダジャレ多く言えたほうの勝ち! 17 + | ||
| ダジャレはわかるけど、リズムに乗る意味は? 18 | ||
| みんなスクールアイドルだし、ぽくない? 19 | ||
| スクールアイドル要素そこ? 20 | ||
| でも、ダジャレって頭を柔らかくさせないと出てこないから、 いいかもしれないよ? | ||
| なんだかよくわかりませんが……。 あなたがそういうなら、やってみましょうか? 21 | ||
| そーこなくっちゃ! じゃー、いっくよー! 22 | ||
| あはは、楽しかった! 過去イチ盛り上がった!! 24 | ||
| とは言っても、愛ちゃんが強すぎて、 全然勝負にならなかったけどね | ||
| どうしてあんなに思いつくの? | ||
| どうしてあんなにすぐ、ダジャレを思いつくの? | ||
| ん~……やっぱ、普段から考えてるからかな? 25 + | ||
| ダジャレで勝てる人いないんじゃない? | ||
| 愛ちゃんにダジャレで勝てる人いないんじゃないかな? | ||
| いつでも勝負は受けてたつ! かかってきなさーい!! 26 | ||
| あはは、ダジャレに対する向上心がすごい! でも、いつからダジャレにはまったのかな? 子供の頃から好きだった? | ||
| えーと、いつからだろ……? でも、ダジャレに目覚めたきっかけなら覚えてるよ 27 | ||
| なに? | ||
| あのね、おねーちゃんが笑ってくれたから! 28 | ||
| 美里さんが? | ||
| うん。おねーちゃん、小さい頃は今より体弱くってさ、ほとんど 部屋から出れない生活だったんだよ。確か、遠足とか修学旅行にも 行けてなかったと思う。だから元気ないこと多くてさ…… 29 + | ||
| そうだったんだ | ||
| アタシが修学旅行のお土産の木刀を持って行ったときにね、 「この木刀で病気なんかボックボクにしてトーウってやっつけてよ」 って言ったら、すっごい笑ってくれたの 30 | ||
| へへへ……、それがめちゃくちゃ嬉しくって……。 で、おねーちゃんのとこ行くときに披露するための、 ダジャレノートを作り始めたの 31 + | ||
| そういうことしてると、アタシも自然に好きになっちゃってさ。 いつの間にかハマってた 32 | ||
| そっか、美里さんが笑ってくれたのがきっかけなのか。 愛ちゃんて、優しいね | ||
| やー! なんか恥ずかしー!! 33 | ||
| 愛ちゃんのダジャレ愛、よくわかったよ! | ||
| お、君ってば今うまいこと言ったね? ダジャレノートに書き留めてあげましょ♪ 34 | ||