松浦果南/天体観測をしよう!
外觀
< 松浦果南
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| うわ~~っ! すごいすごい! 綺麗な星空だね! | ||
| でしょ? 星はどの季節に見ても綺麗だけど、 寒くなって空気が澄むこれからの時期は、 天体観測に打って付けなんだよ♪ 1 | ||
| なんかダイビングみたいだね。海も冬のほうが、 水が澄んでて綺麗なんでしょ? 水温も季節が遅れて来るから そこまで冷たくないって、前に言ってたよね | ||
| お、よく覚えてるね~。 よしよし。ちゃんとダイビング脳に育ってて、私は嬉しいよ♪ 2 + | ||
| ダイビング脳……! 私もそのうち、海に潜らないと生きていけない性分になるのかな | ||
| 来い来い、もっとこっち側に来い……! 3 + | ||
| 引っ張られる~! | ||
| うわ~! 引っ張られる~! | ||
| あはは! まあ、海のほうについては、また今度ということで。 今日は星空のほうにダイブしてみよう♪ 4 + | ||
| そうはいくか! | ||
| そうはいくか! 私は、まだまだ陸地で生きるんだ~! | ||
| なに~!? 強情なやつめ! 絶対キミを海の虜にしてやるから、覚悟しておくんだぞ~♪ 5 + | ||
| こうして星を見るなら、やっぱり星座を探したくなるよね。 う~ん。でも……どの星とどの星を結べば、 なんの星座を見つけられるのか…… | ||
| ふっふっふ♪ そう言うと思って、 今日は、天体観測の強~い味方を持ってきたよ。 じゃじゃーん! 6 + | ||
| あっ、それって確か……星座早見盤、だっけ? 懐かしいなぁ。 時間や方角を合わせると、 今どんな星座が見えるのか分かるんだよね | ||
| そう。小さい頃から、よくこれを使って星座を探してたんだ。 曇ってて星が見えない時は、 ペンで盤の上に、流れ星の落描きをしたこともあったよ 7 + | ||
| 流れ星の絵? ……描いてない、けど…… | ||
| 描いたやつは、あげちゃったから 8 | ||
| 誰に? | ||
| ……なーいしょ♪ 9 | ||
| えー! なんで? 気になるよ~! 誰? 誰? | ||
| そのうち教えてあげるよ♪ それより今は星だよ、星。 どんな星座が見えるかな? 10 | ||
| もう、果南さんってば……。 ええと、早見盤だと、みずがめ座が見えるみたいだね。 ええ~、分かんないよ。どこ? | ||
| あの辺りかな。慣れないうちは、なかなか見つけられないよね。 ちなみに、みずがめ座の近くにはやぎ座があるよ 11 | ||
| それからずっと天頂のほうにはペガスス座っていうのもあってね。 ほら、明るい星が4つ見えるでしょ? あれは、ペガススの大四辺形って言って…… 12 | ||
| ふふっ♪ 果南さん、楽しそう | ||
| そりゃあ楽しいよ。 キミと一緒に自分の好きなことができてるんだからね。 今夜の星空は、今まで見た中で一番綺麗だよ。一生忘れない 13 | ||
| 私も。果南さんの星空、絶対忘れない | ||
| うんっ。…………ん? 私の星空? 14 | ||
| 夜空の星に負けないくらい、果南さんの目もキラキラしてるよ。 海のことを話してる時とは違う輝き方をしてる | ||
| 果南さんの目はいつだって綺麗だけど、星のことを話す時は、 星空みたいに小さな光がキラキラ、チカチカ瞬いていて、 吸い込まれそうで…… | ||
| ちょちょちょ、待って待って。ストップ! 15 + | ||
| どうしたの? | ||
| どうしたじゃないよ……。あ~、顔熱い…… 17 | ||
| 暑い? 結構寒いと思うんだけど…… | ||
| そういう意味じゃない! ほらっ、早見盤貸してあげるから、星を見る! 18 | ||
| う、うん。えーと、みずがめ座…… あ! 分かった、あの星……あれっ、違う? 果南さ~ん、やっぱり分かんないよぉ | ||
| はいはい、そんな顔しないの……。 もう、ほんとに今日は、楽しくて忘れられない夜になるよ 19 + | ||