国木田花丸/エピソード/13話 波間に恋の花が散る
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 『ミステリー』、『冒険』、2つのテーマも経験出来たね! 残るは1つ、『恋愛』! | ||
| 作品にリアリティや重厚感を出すために実体験をする、 というのが今回の目的ですから、 この『恋愛』も実際にしてみる必要がありますね 1 + | ||
| 花丸ちゃんとルビィちゃんは、誰か好きな人いないの? | ||
| 好きな人!? いいいいない! いないよぉ、そんな人! 2 + | ||
| マ、マルもいないずら! 自分が誰かと恋愛するなんて、考えたことも無い…… 3 + | ||
| ちゃんは? | ||
| えっ、私ですか!? わ、私もそういう方はいなくて…… 4 + | ||
| そっか……。 よし、じゃあ二手に分かれよう。グーとパーで | ||
| ? どうして? 5 | ||
| いいから。はい、せーのっ | ||
| はいっ 6 | ||
| ちゃんとルビィちゃんがグーだね。 じゃあ、同じものを出した人同士で疑似カップルをやってみよう! | ||
| 海が綺麗だね | ||
| そ、そうだね…… 9 | ||
| でも花丸ちゃんのほうがずっと綺麗だよ | ||
| ひえっ!? 10 + | ||
| あははっ。顔が真っ赤だよ。 いつもより緊張してるみたいだね | ||
| あ、当たり前ずら! いきなり、こ、恋人の真似なんて…… 11 | ||
| これが一番お手軽だと思ったんだ。 ほかにもいい方法が思い付けば良かったんだけど…… | ||
| ううん。あの状況ではああするのが一番良かったと思う。 ただ、いざやるとなると、すごく意識しちゃって、 上手く話せない…… 12 | ||
| せっかくあなたと2人きりなんだから、 色んなことをたくさん話したいのに、 全然まとまらなくて、余計に焦っちゃって…… 13 | ||
| 実は私も | ||
| ……実は私も。 フリだって分かってるけど、結構恥ずかしいよね…… | ||
| ええ? あなたはなんだか余裕そうに見えるずら。 さっきだって…… 14 | ||
| 焦る花丸ちゃんも可愛いね | ||
| ふふふ、焦る花丸ちゃんも可愛いね~♪ | ||
| むむ……なんか、マルばっかり緊張してるみたいずら 15 | ||
| そんなことないよ。 私だって声が震えないように必死でこらえてるんだから。 言い出しっぺのくせに緊張してるのがばれたらかっこ悪いでしょ? | ||
| 全然かっこ悪くないずら! 提案された時、びっくりしたけど、なるほど!って思ったし、 思い付いたあなたのこと、すごい!って思ったし……! 16 | ||
| ありがとう。 ……もしかして、恋をするって、こういうことなのかもね | ||
| 好きな人ともっと話したいのに、 ドキドキして何もできなくなっちゃったり、 相手に少しでも良く見られるようにかっこつけたりして | ||
| …………じゃあ、今のマル達って、 お互いに……こ、こっ……恋を 17 + | ||
| ん? 花丸ちゃん、今何か言ってたよね? ごめん、もう1回言ってもらえる? | ||
| はううう! な、なんでもない! 何も言ってないずら! 19 + | ||