花火大会は波乱の予感?/第2話
角色 | 文字 |
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善子 | 虹の学び舎にヨハネ降臨! 讃えよ、崇めよ、我が眷族達!! 1 |
にこ | よその学校で大きい声出すんじゃないわよ! 2 |
花陽 | 外に聞こえちゃってないかな……!? 3 |
花丸 | も~、善子ちゃんってば…… 4 |
果林 | 4人とも、いらっしゃい。 変わらず元気そうで安心したわ 5 |
彼方 | 善子ちゃんと花丸ちゃんも、遠いのに来てくれてありがとね~ 6 |
花丸 | 花火大会の日は、みんなが沼津へ来てくれるんだもん。 そのためなら、マル達だってどこへでも行くずら 7 |
にこ | 今日は花火の時に着る浴衣を選ぶのよね? そっちで用意してくれるって話だけど…… 8 |
彼方 | じゃじゃ~ん、こちらでござ~い 9 |
花陽 | わ~、可愛い! 浴衣と髪飾り、浴衣とお揃いの巾着もある! 10 |
果林 | ライフデザイン学科の授業で作ったものなの。 花火大会の話をしたら、クラスメイトも貸してくれたのよ 11 |
花丸 | これ全部、ニジガクの生徒さんが……!? すごいずら……! 12 |
善子 | さすが虹の都…… 人間にしておくには惜しい逸材が揃っているわね。 いや、むしろ既に悪魔的……! 13 |
果林 | 気に入ってもらえたみたいで嬉しいわ。 どれでも好きなものを選んでちょうだい。着付けしてあげる 14 |
花陽 | ありがとう。でも、 果林さん1人で5人も着付けをするのは大変じゃない………? 15 |
彼方 | だいじょぶ、だいじょぶ。彼方ちゃんもできるよ~ 16 + |
にこ | 私も一応できるわ。妹達に着せてあげたことあるし 17 |
果林 | 助かるわ。じゃあ、まず1年生達から試着してみましょう 18 |
果林 | これで……よし! さぁ、みんなこっちを向いて 20 + |
花陽 | ど、どうでしょうか……? 22 |
花丸 | 似合う、ずら? 23 |
彼方 | おお~、これは大変かわゆいですなぁ~♪ 24 |
善子 | 当然よ! ヨハネが纏えば、どんな衣服も錦の輝き! ヨハネによって、この浴衣には 人間界の常識を超える価値がついたわ! 25 |
にこ | その無駄に踏ん反り返った態度が無ければ100点だったわね…… 26 |
花丸 | うーん……帯、もう少し緩くしたら落っこちちゃうかなぁ……? 27 |
果林 | きつい? 28 |
花丸 | ううん。でも、花火大会には夜店も出るし、 いっぱい食べても苦しくならないように、 緩くしておいたほうがいいかと思って 29 |
果林 | 苦しくなるくらい食べることは決定してるのね…… 30 |
花陽 | ひゃああ~~! め、目が回る~~! 32 + |
善子 | ずら丸ってばこんな時にまで何言ってんのよ 33 |
花丸 | ええ? マルじゃないずら……って、は、花陽ちゃん!? 34 |
彼方 | ぬはははは~♪ よいではないか~、よいではないか~♪ 35 |
花陽 | 誰か助けて~~~~! 36 |
にこ | あー、もう! さっき着付けしたばっかりなのに、 即行で帯を解くやつがあるか! 37 |
果林 | あっははは…… 解けちゃったついでに、別のも着てみましょうか。 浴衣はまだまだい~っぱいあるわよ♪ 38 + |
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