ストーリー/同好会は潰させない!
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虹ヶ咲学園にもスクールアイドルがいた! たった一人で部室を守るかすみに頼まれて、スクールアイドル同好会解散阻止作戦を手伝うことになったあなたは……。
角色 | 文字 |
---|---|
かすみ | はい、こっちですよ、生徒会室 2 |
PLAYER | あ、はい |
かすみ | いきなりスゴイ勢いで正反対の方向に走り出したから びっくりしましたよ 3 |
PLAYER | ごめんなさい。なんか焦って空回っちゃったみたい |
かすみ | あー……、空回っちゃうことってありますよね。 そういうのわかります…… 4 |
PLAYER | かすみちゃん? |
かすみ | なんでもないでーす! さ、着きましたよ。先輩。 ノックですよ、ノック。直談判するんですよね? 生徒会長と 5 |
PLAYER | う……緊張する……。じゃあいくよ! |
生徒会長 | どうぞ 7 |
PLAYER | 返事来たっ! 返事来ちゃったよ、かすみちゃん! |
かすみ | そりゃノックしたんだから、中にいたら返事くらいしますよ……。 さあさあ、直談判ですよ、先輩! 私のスクールアイドル同好会のために! 頑張ってください! 8 |
PLAYER | 失礼します! 今日は会長にお願いしたいことがあって……っ |
生徒会長 | ……あなたは確か2年生の…… 11 |
PLAYER | え? なんで知ってるんですか? |
かすみ | この生徒会長、学校にいる全員の顔と名前を 記憶してるんですよ 12 |
PLAYER | すっごーい…… |
かすみ | そういうところが、かすみんは苦手なんですけどぉ ロボットっぽいっていうかぁ…… 13 |
生徒会長 | はじめまして。私は生徒会長の中川菜々です。 ……それで、ロボットみたいな私に何か御用ですか? 14 |
かすみ | やばっ、聞こえてた…… 15 |
PLAYER | わ、私はスクールアイドル同好会からきました! |
生徒会長 | 部員? スクールアイドル同好会に あなたのような部員はいませんでしたが? 16 |
PLAYER | わ、私はスクールアイドルを目指しているわけじゃないんです。 て、そうじゃなくて、スクールアイドル同好会の解散を 取りやめにしていただきたいんです! |
生徒会長 | それはできかねます 17 |
PLAYER | ど、どうしてですか? 部員は少ないかもしれないですけど、 スクールアイドルを目指して頑張ろうって生徒がいるのに…… |
生徒会長 | ……我が校の生徒はあなた達だけではありません。 虹ヶ咲学園は生徒の自主性を重んじ、 あらゆる部活動を奨励しています 19 |
PLAYER | それなら……っ! |
生徒会長 | ですから、本校においてもスクールアイドルの活動を 盛り上げるべく同好会を立ち上げ、スクールアイドル活動を 希望する生徒は他校からの編入も受け入れました 20 |
PLAYER | え……! そんなことまでしてたんですか? |
生徒会長 | ええ、本校としては、スクールアイドル活動を奨励したつもりです。 そういう背景もあり、同好会の活動は 最初の内は順調に進んでいたようですね 21 |
かすみ | そうですよ! 実際、せつ菜先輩はスクールアイドルとして 活躍だってしてたじゃないですか! 22 + |
生徒会長 | ええ……。実績を作った生徒も……いましたね 23 |
PLAYER | 話を聞く限り、なんの問題もなさそうなんですけど、 じゃあなんで今こんなことになってるんですか? |
かすみ | それは、そのぉ……。 今はちょっとみんなお休みしてるだけで、 また戻ってくるはずなんです 24 + |
PLAYER | そのせつ菜先輩っていう人に中心になってもらえば いいだけじゃないですか? だって実績を出してるなら、 スクールアイドルのこと大好きなはずですし! |
かすみ | ええっとぉ……先輩、ちょっとその話は〜…… 25 |
PLAYER | せつ菜先輩っていう人にお願いしに行こう、かすみちゃん! |
かすみ | せんぱ〜い! 26 |
生徒会長 | あなたの言う、せつ菜という生徒が、 同好会に亀裂を入れたんですよ 27 |
PLAYER | え!? |
かすみ | 違います! 亀裂なんて入ってないです! 誰も怒ったりなんかしてなかったですもん! わかったようなこと言わないでください!! 29 |
かすみ | さっきも言ったとおり、 今はちょっとみんなお休みしてるだけなんです! みんな戻ってきます……! 30 |
生徒会長 | それはいつですか、中須さん? 虹ヶ咲学園にはたくさんの部活・同好会があります。 部室の空き待ちをしているところもあるんです 31 |
生徒会長 | 人もいない、活動もしていない同好会ではなく、 きちんと活動をしているところに部室をあてがうのは 間違っていますか? 32 |
かすみ | うう……間違ってないですけどぉ……、 でも私たち、まだ…… 33 |
PLAYER | まだみんな退部したわけじゃないんだよね? |
かすみ | そうです! 34 |
PLAYER | 退部してないなら……っ |
生徒会長 | それは詭弁では? 35 + |
PLAYER | うっ……、そうですね……。 あの、ちゃんと人数もいて活動していれば、 存続を認めてくれるんですか? |
生徒会長 | それは勿論です 36 |
PLAYER | だったら、部室の使用期限までに、 同好会に足りる人数を集めます! それならいいですよね!? |
生徒会長 | …… 37 |
PLAYER | 同好会を潰さないでください! |
かすみ | せんぱぁい…… 38 |
生徒会長 | わかりました。ただし、ひとつ条件を出させてください。 10人。10人の部員を集めてきたら 同好会の存続を認めましょう 39 |
かすみ | えー!? なんで10人なんですか!? 同好会は5人いれば成立じゃないですかぁ! 40 |
生徒会長 | 確かに。 でも、今現実に5人が1人になってしまっているのです。 また同じ人数では二の舞になるのではないですか? 41 |
PLAYER | …… |
生徒会長 | 10人もいれば、同じように5人が活動しなくなっても 残りでなんとかできるという判断の下です。 私に直談判しにくる情熱があれば、難しくないことでは? 42 |
かすみ | うう……無茶言わないでくださいよぉ…… 43 |
PLAYER | (会長の言うことはもっともだ……。 このままやめたくないって気持ちを伝えるだけじゃ、 わがままと変わらないのかも) |
PLAYER | (会長にちゃんと納得してもらえなきゃダメだ) |
PLAYER | (それには、私たちが頑張らないと……!) |
PLAYER | ……わかりました! 絶対10人集めてみせます! |
PLAYER | かすみちゃん、やってみよう! 絶対スクールアイドルでいたいって言ってたよね!? 私、手伝うから! |
かすみ | せ、先輩〜! 45 |
かすみ | わかりました! 10人集めましょう! やってやりますよお〜! 46 |