ストーリー/情熱は大事だよ!
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勢いのまま生徒会長に直談判に行ったはいいが、解散阻止のための条件を出されてしまった。 10人のメンバーを集めることになったあなたは、まずはこうなってしまった原因をかすみに尋ねる。
角色 | 文字 |
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かすみ | はぁ〜…… 1 |
PLAYER | かすみちゃん、ずいぶん大きいため息だね |
かすみ | だって、今まで5人で活動していた同好会に10人集めろって 言われても……。勢いでやってやるなんて言っちゃいましたけど、 困りました……はぁぁ…… 2 |
かすみ | 一番困るのは……はぁ……。 こんなふうにため息をつくかすみんも可愛いんですよね…… 3 |
PLAYER | あ、あはは…… |
かすみ | あ、今、かすみんのこと変な子だなとか思いました? 4 |
PLAYER | え? ううん、それはないよ。今のかすみちゃんみたいに、 自分の魅力に自信を持つっていうのも スクールアイドルには必要なことだと思う |
PLAYER | 自分を好きでいられないと、 他の人から好きになんてなってもらえないもんね |
かすみ | ……先輩、変わってますね 5 |
PLAYER | えっ、そ、そうかな? |
かすみ | はい、そうです。 今までかすみんのことそんな風に言ってくれる人なんて いなかったですもん…… 6 |
PLAYER | じゃあ私たち二人とも変わり者ってことで |
かすみ | えへへ……変わり者同士、力を合わせましょー! よーし、じゃあ作戦会議ですよ! 8 |
PLAYER | 私、このスクールアイドル同好会がどうして 今みたいになったのかとか、これまでの経緯を全然知らないから、 いろいろ教えてほしいんだ |
かすみ | わかりました! なんでもかすみんに聞いてください! 9 |
かすみ | 最初からお話しますとー……、 スクールアイドル同好会は、5人で活動を開始したんです 10 |
かすみ | さっき話が出た優木せつ菜さんと、 あと他の学校から転校してきた人たち…… 11 |
かすみ | 近江彼方さん、桜坂しずくさん、エマ・ヴェルデさん 12 |
かすみ | そして、同好会期待の新人にして 最高に可愛いと言われた中須かすみ 13 |
PLAYER | うんうん |
かすみ | 彼方先輩としず子、エマ先輩は、 別の学校から虹ヶ咲学園に転校してきたんです。 このスクールアイドル同好会に入るために 14 |
PLAYER | 転校してもいいって思うくらい、 スクールアイドルに情熱があったんだね…… |
PLAYER | それなのにどうして? |
かすみ | う〜ん、なんででしょうね。確かにみなさん、 かすみんに負けないくらいやる気があったと思うんですけど、 なんか途中からギクシャクしちゃった……みたいな? 15 + |
PLAYER | 仲間割れしちゃった? |
かすみ | あ、そういうんではないんですよねぇ。 仲は良かったと思いますよ。 イヤな人とか嫌いな人もいませんでしたし 16 |
PLAYER | でもさっき会長がせつ菜さんて人が亀裂を〜みたいに 言ってたよね? |
かすみ | せつ菜先輩は〜、確かにかすみんもちょーっと 苦手は苦手だったんですけど、嫌いとかじゃないですし、 せつ菜先輩が何かしたってことはないんですよ 17 |
かすみ | いろいろアドバイスとかしてくれましたしね? あ、でもたまにちょっと違うな〜って思ったことはあったかなぁ 18 |
PLAYER | アドバイスが間違ってたとか? |
かすみ | んー、間違ってる……っていうか、 かすみんがやりたいこととは違うなって感じです 19 |
かすみ | でもせつ菜先輩はすごい人なんですよ。 リーダーって感じで、かすみんも、この人について行けばー って思ってましたし 20 |
かすみ | ただ、かすみんたちって みーんなタイプが違ったのかなあって今は思います 21 |
かすみ | 部活動研究発表会ってあったじゃないですか? 22 |
PLAYER | ああ、覚えてるよ〜。あれ? でもスクールアイドル同好会って出てたっけ? |
かすみ | 出れなかったんですよ 23 |
かすみ | 私達ももちろん、グループでライブを開こうとしたんです。 初めてのステージだったから、みんなすごく楽しみにしてて…… 25 |
かすみ | でも、やりたいことがバラバラすぎて、 うまくまとまらなかったんです 26 |
かすみ | ……台詞を入れてみたいっていう人がいれば、 ステージに動物を出したいとか、ミュージカル風にしたいとか 言う人もいて…… 27 + |
かすみ | それで気づいちゃったんですよね。 かすみんたちって一緒の方向には行けないんだなって。 だからお互い遠慮するようになっちゃったって言うか…… 28 |
PLAYER | せつ菜さんは、そこではまとめてくれなかったのかな? |
かすみ | せつ菜先輩が一番遠慮してたような気がするなあ……。 元気なかったですし 29 |
PLAYER | それで、同好会は自然消滅……? |
かすみ | みんなだんだん来なくなっちゃいました。 情熱があればなんでもできるわけじゃないってわかったのは いい勉強になりましたよ、ほんと 30 |
PLAYER | ……でも、情熱って大事だと思う。 きっと、近江さんも桜坂さんもエマさんも スクールアイドルへの情熱は捨ててないと思うよ |
PLAYER | 新しい人を集めるより、まずはもともといたメンバーに 戻る意思がないかちゃんと確かめてみようよ |
かすみ | き、昨日は会長の前で大きなこと言っちゃいましたけど、 戻ってきてくれますかね……? 31 |
PLAYER | 大丈夫だよ。 スクールアイドルへの情熱はそう簡単には消えるもんじゃないって、 かすみちゃんだってよくわかってるでしょ? |
かすみ | かすみんがですかぁ? どうしてですか? 32 |
PLAYER | だって、かすみちゃんはスクールアイドルが大好きだから、 誰も来なくなった部室を守ってたんでしょう? 一人で練習を続けて…… |
かすみ | な、なな、何言ってるんですかぁ! 私は別にそんな…… 33 + |
PLAYER | 足のテーピングとか見ればすぐわかるよ。 すごく練習頑張ってるんだなって |
かすみ | ……なんか、先輩、目、良すぎです 34 |
PLAYER | 誰だってわかると思うけど |
かすみ | そういうものですかねぇ。まあ、行きましょうか。 試しに話してみるだけでも損はしませんしぃ 35 |
PLAYER | かすみちゃん |
かすみ | はい? 36 |
PLAYER | 耳、赤くなってる |
かすみ | 赤くなってなんかないですよ! ほら、早くこないと置いていきますよ、先輩! 37 + |