優木せつ菜/故事/3話 もう一つの大好き!
角色 | 文字 | |
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PLAYER | せつ菜ちゃん! せつ菜ちゃーん、おーい! 今日の練習はもう終わりにして、続きは明日にしない? | |
せつ菜 | ……え? あ、ごめんなさい! 夢中になっちゃってて 気付きませんでした! 部室閉めないとですよね? すぐ準備するんでちょっと待ってくださいね! 1 | |
せつ菜 | えっと、かばんかばん……わっ! 3 + | |
PLAYER | だ、大丈夫? | |
せつ菜 | ごめんなさい、ありがとうございます! あー! 拾わないでいいです! み、見ないでください〜! 6 | |
PLAYER | ん? せつ菜ちゃん、これは……? | |
せつ菜 | そ、それは、今、読んでる小説……です 7 | |
PLAYER | あ、このラノベの表紙見たことあるよ! この女の子、可愛いよね。男の子はカッコイイし、 目をひくから覚えてたんだよね | |
せつ菜 | そ……そうなんですよ! 目をひかれるんです! 可愛いとカッコイイを絶妙に両立させる イラストレーターさんなんです! 9 | |
せつ菜 | この衣装のデザインもすっごく素敵なんですよね! 私も、 自分の衣装に取り入れたいくらいです! SFチックだけど、 やりすぎず、でも非日常はバンバン感じる……! 10 | |
せつ菜 | キャラの表情もすごく生き生きとしてると思いませんか!? 今にも笑い声が聞こえてきそうです! 11 + | |
せつ菜 | あ、もちろん、ストーリーもいいんですよ!! 王道ファンタジーもので、先の展開が予想できちゃうんですけど、 読んでると、そうそうこれこれ! ってなるんです! 12 | |
せつ菜 | そうなることがわかっているのに、いざそのシーンになると ああーこれ待ってたーたまらない最高すぎる!! ってなるんですよね! それってすごくないですか! 13 | |
せつ菜 | あ……。ご、ごめんなさいごめんなさい! 私、また夢中になって…… 14 | |
せつ菜 | 好きなことを話し出すと、 伝えたいこととか共感して欲しいこととか、 いっぱいありすぎてついつい話し過ぎちゃうんですよね…… 15 | |
せつ菜 | 気をつけてはいるんですけど……ほんとにごめんなさい。 気持ち悪かったですよね……? 16 | |
PLAYER | えっ? なんで謝るの? 気持ち悪いなんて全然ないよ! ワクワクしながら聞いていたのに | |
せつ菜 | …………え? ワクワク? 17 | |
話聞いてたら興味出てきちゃった | ||
PLAYER | うん、せつ菜ちゃんの話聞いてたら興味出てきちゃった | |
せつ菜 | ほ、ほんとですか……? あなたもこの本に興味が!? あ、あの、よかったら、1巻からあるので貸しましょうか? 18 | |
せつ菜ちゃんの好きなもの、私も知りたいな | ||
PLAYER | せつ菜ちゃんの好きなもの、私も知りたいな | |
せつ菜 | じゃ、じゃあ、おすすめしたいものはたくさんあるんですけど、 この本、よかったら読んでみてください! 19 | |
PLAYER | えっ? いいの? すごく嬉しい! | |
せつ菜 | 勿論です! あなたもこの本のファンになってくれたらいいな。 そしたら、色々お話もできますし……。私、あまり人と そういうお話はしたことがないからしてみたいです! 20 | |
PLAYER | そうなの? 私と歩夢ちゃんなんて、 前は漫画とかの話ばっかりしてたけどなあ…… | |
PLAYER | やっぱり生徒会長の姿の時はビシっとみんなのお手本に なってなきゃいけないから、漫画の話はお友達ともしにくい? | |
せつ菜 | そうですね。それもありますけど、私の家ってアニメとか 漫画とか禁止なんです。なので生徒会長になる前から、 あまりそういう話をする機会がなくて…… 21 | |
PLAYER | えー! 禁止!? 本当に厳しいご両親なんだね。 じゃあ、私がそういう話ができる友達1号! | |
PLAYER | せつ菜ちゃんにスクールアイドル以外の趣味があったのが 驚きだけど、アニメや漫画も楽しいもんね! | |
せつ菜 | はい! たくさんの勇気や大好きをもらえます! 22 + | |
PLAYER | 私もオススメがあるから明日持ってくるね。 せつ菜ちゃんも明日持ってきてくれる? | |
せつ菜 | 実は……もう、あるんです 23 | |
PLAYER | え? | |
せつ菜 | 家だと見つかっちゃうので、生徒会室に隠してあるんですよ。 えへへ……、みんなには内緒にしていてくださいね 24 |