取り戻せ!笑顔のラーメン/第5話
角色 | 文字 |
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穂乃果 | みんな、奥さんからもらったレシピは持った? 明日までもうあんまり時間無いから、 じゃんじゃん料理覚えていこうね! 1 + |
歩夢 | ……あっ、そうだ、果南さん、ダイヤさん、 何も聞かずにここまで一緒に来てもらっちゃったけど、 お手伝いのこと大丈夫? 2人とも、予定とか…… 2 + |
果南 | ここまで事情を知っちゃったからね。 ま、乗り掛かった船ってやつだよ。 心配しないで 3 + |
ダイヤ | ええ。わたくし達も早く凛さんに元気になってほしいですから。 協力させてくださいませ 4 + |
凛 | 果南さん、ダイヤさん、ありがとにゃ! 5 |
穂乃果 | まずは看板商品のラーメンから覚えよう。 凛ちゃん、味見お願いできる? このお店の味を一番知ってるのは凛ちゃんだと思うから 6 + |
凛 | 分かった。任せて! 7 + |
ダイヤ | できましたわ! 人気ナンバーワンの醤油ラーメン! 凛さん、味見をお願いします! 9 + |
凛 | わ~、すっごく美味しそうにゃ! さすがダイヤさん。いただきます! ずずっ、もぐもぐ…… 10 + |
ダイヤ | どうでしょう? 11 + |
凛 | ……スープがちょっと薄いにゃ。 多分、麺の湯切りがちゃんとできてないんじゃないかな。 味も全体的にまとまりがなくてぼやけてる 12 + |
ダイヤ | えっ。そ、そ、そんな……! 完璧に再現できたと思いましたのに……! 13 + |
璃奈 | 凛ちゃん、厳しい……! 14 |
果南 | 次は私のラーメンを食べてみてよ。 メニューにあったわかめラーメンを作ってみたんだ♪ 15 |
果南 | 栄養抜群なのに低カロリー。体に優しいヘルシーラーメン! 我ながら上手くできたと思うんだよね♪ 16 |
穂乃果 | いや、ちょっと待って、これわかめしか乗ってないよ!? 丼ぶりにわかめだけが山盛りだよ! 麺は!? 17 |
果南 | やだなぁ、ちゃんとあるよ。わかめをかきわけた下に……ほら♪ 18 |
ダイヤ | 果南さん、自分の好物だからといって、 勝手に量を変えるのは良くありませんわよ…… 19 |
穂乃果 | う~ん……ラーメン、なかなか上手くできないね。 ちゃんとレシピ通りに作ってるはずなんだけどなぁ 21 + |
歩夢 | あの……凛ちゃん、私が作った醤油ラーメン、 食べてみてくれないかな? 22 + |
凛 | 分かったにゃ。いただきます。ずずっ 23 + |
凛 | ……こ、これだ……この味、 いつも凛が食べてたラーメンの味にゃ……! 歩夢さん、これ、どうやって作ったの!? 24 + |
歩夢 | 作り方は、ほとんどもらったレシピ通りだよ。 ただ最後に、ほんの少しだけ……お酢を入れたんだ 25 + |
凛 | お酢? 26 |
歩夢 | 凛ちゃん、どんなに疲れていても、このお店のラーメンを食べると元気になるんだよね? 最初は、好きなものだからそうなるのかと思ってたんだけど―――― 28 + |
歩夢 | ひょっとしたら、ラーメンのほうにも 疲れをとる工夫がしてあったのかもしれないって 思ったんだ 29 |
ダイヤ | なるほど。お酢やレモンなど酸味があるものは、 疲労回復に効果があると聞きますものね 30 |
凛 | じゃあ、店長さん達は、凛のために 特別なラーメンを作ってくれてたってこと……? ずっと、凛のことを考えてくれてたんだ……! 31 |
凛 | 店長さん、店員さん、ありがとうにゃ……! 32 + |
穂乃果 | ラーメンはもう大丈夫そうだね。さぁ、ほかの料理も覚えよう! 33 + |
璃奈 | じゃあ、次は私が作った料理を味見してほしい 34 |
凛 | チャーハンにゃ~! これもすっごく美味しいんだぁ♪ いただきまーす! もぐもぐ、もご…… 35 + |
凛 | なんか……すごい、ご飯のかたまりが…… 36 |
璃奈 | えっ。ご、ごめん、焦がしちゃいけないと思って、 ずっと弱火にしてたから……上手く炒められなかったのかも 37 |
果南 | ……練習、まだまだ必要みたいだね 38 |