月のウサギと女神様/第5話
角色 | 文字 |
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梨子 | みんな、準備はできた? 1 |
エマ | うん! いつでもオッケーだよ! 2 |
にこ | それにしてもこんな作戦、よく思いついたわね 3 |
しずく | お話を聞いてくださらないのなら、 外で楽しいことをすればいい―― 4 |
果南 | その声を聞けば、きっと女神様の方から、 お顔を出してくださるはず! 5 |
エマ | すごいよ、梨子ちゃん! 6 |
梨子 | 知ってるお話と状況が そっくりだっただけなんだけどね 7 |
果南 | それじゃあ私から! 七輪でおだんごを焼くよ! こうやって、おしょうゆをつけて、っと 8 |
エマ | わぁ……いい香り! 10 |
しずく | この香り、たまりませんね……! 11 |
にこ | さて、お次は私の番。 これよ! 12 + |
梨子 | それは……DVD? 15 |
にこ | これはただのDVDじゃない…… 幻ともいわれるスクールアイドルのDVDよ! 16 |
エマ | そのパッケージ……? ま……まさか!? 17 |
にこ | ふっ……知ってるみたいね 18 |
エマ | 珍しすぎて、伝説の伝説の伝説って呼ばれてる、 あれだよね!? 19 |
にこ | そう! 伝説の伝説の伝説、 略して伝伝伝こと「伝説のスクールアイドル伝説」! これなら女神様だって見逃すわけにはいかないはずよ! 20 |
にこ | 今日は特別に、あなたたちにみせてあげる! 21 |
エマ | わー! 楽しみだな! わたしも一度はみたいって思ってたんだ! 22 |
梨子 | そういうエマさん……じゃなかった、 あなたは何を用意したの? 23 |
エマ | わたしはトランプ! スイスにいる弟や妹と、よくこれで遊んだんだ〜 24 |
にこ | いいわねぇ。こころたちも大好きよ 25 |
エマ | ババ抜きとか盛り上がるよね~ 26 |
しずく | うう……みなさん、すごいです。 私は何も思いつかなかったので、 一曲歌でも披露しようかと思っていました…… 27 |
梨子 | 素敵じゃない。私はピアノ。 せっかくだから、一緒にやってみない? 28 |
しずく | いいですね! ぜひ! 29 |
エマ | あはっ! 楽しいことになりそうだね 30 |
にこ | そうね。女神様の興味を引くための作戦だったけど―― 31 |
果南 | なんか私たちの方が楽しんじゃってるかも! 32 |