東條希/故事/13話 優しい歌声
角色 | 文字 | |
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PLAYER | というわけで―――― | |
希 | ソロ活動の先輩でもある、ニジガクのみんなに、 ぜひ話を聞きたいと思って遊びに来ました! 1 | |
歩夢 | わあっ、希さんが来てくれるなんて! 2 | |
しずく | ようこそ、ニジガクへ! 希さんのこと、みんなで歓迎します♪ 3 | |
希 | ありがとう♪ 今日は勉強させてもらいますっ 4 | |
果林 | 部室に来ているメンバーで、先に練習をはじめるところなの。 希ちゃんも一緒に参加していってよ♪ 5 | |
希 | うんっ! 6 + | |
璃奈 | 最初は、ストレッチから~ 8 | |
希 | 同好会の仲間だけど、活動はそれぞれソロでやるのって 不思議な感じだなあ。面白いね♪ 9 | |
しずく | 違う活動をしていても、根っこの部分ではみんな仲間ですから♪ 10 | |
PLAYER | いつもと違う練習だけど、大丈夫そう? | |
希 | うん! いつもと違うからこそ、勉強になるんだと思うし♪ こうやって一緒に練習できて嬉しいなあ 11 + | |
果林 | この後は、二人ずつペアになって歌の練習! 希ちゃんは、エマとペアでよろしくね♪ 12 | |
エマ | よろしくね、希ちゃん♪ 13 | |
希 | うん、よろしくね。エマちゃん♪ 14 + | |
エマ | ~♪ 16 | |
希 | むむっ……この歌声は、パワーを感じるよ! 17 + | |
PLAYER | パワーって……!? | |
エマ | それってもしかして……わたしのこと? 19 | |
希 | エマちゃん、すごく素敵な歌声だね 20 | |
エマ | そうかな? ふふっ、ありがとう! 21 | |
希 | 優しくて……心にすうっと入ってくる感じ。 どんなことを考えながら歌ってるの? 22 + | |
エマ | スイスの草原に吹く風の音や、森でさえずる小鳥たちの声を 思い出しながら歌ってるの。スイスはひろーい空と山に囲まれてて その中でのんびり寝転がってるのが幸せなんだ♪ 23 | |
エマ | 今は、なかなか帰れないけど…… 24 + | |
PLAYER | エマさん…… | |
エマ | ふふふ…… ちょっとスイスが恋しくなっちゃったな 25 + | |
希 | 話してくれてありがとう。とっても素敵なところなんやね 26 | |
希 | エマちゃんの歌声を聴けば、素敵なところなのが想像つくなあ。 優しくエマちゃんを包んでくれるような山があって…… 27 | |
エマ | そう……! そうなの! 28 + | |
希 | いつでも、エマちゃんの心の中に故郷があるから、 エマちゃんの声を通して、 ウチもスイスにいるような、ゆったりした気持ちになるのかな 29 | |
エマ | わあ……ありがとう! そういう風に言ってくれて、すごく嬉しい! 30 | |
希 | ウチもエマちゃんみたいに、優しい歌を歌いたいな 31 | |
エマ | 希ちゃんは優しいから、とっても優しい歌が歌えると思うよ 32 | |
希 | ふふ。そうだったらいいなあ♪ 33 + | |
希 | あ……でも、エマちゃんの真似になっちゃったら困るよね? あなたはどう思う? 34 | |
PLAYER | えっと、私の意見だけど…… | |
心までは真似できない | ||
PLAYER | エマさんも希さんもそれぞれの心があって、 それを歌声に乗せるんだよね。 心までは真似ができないと思うな | |
PLAYER | はじめは真似みたいに思えるかもしれないけど、 できあがる歌声は希さんにしか歌えない歌声になるはずだよ | |
希 | そっか……自分の心を歌声に、だもんね♪ 35 | |
きっかけは色々あっていい | ||
PLAYER | そのままエマさんの歌を歌うわけじゃないし、 きっかけは色々あっていいんじゃないかな? | |
エマ | そうそう! 希ちゃんの歌が優しくなっても、 わたしの歌と同じにはならないと思うな 36 + | |
希 | ありがとう♪ 二人がそう言ってくれるなら、安心するよ 37 | |
PLAYER | エマさんと練習することで、 希さんならではの優しい歌声に出会えそうだね | |
希 | 本当? ウチも今、そう思ってたところなんだ 38 | |
希 | 新しい自分に出会えそうで…… ふふ、わくわくしてきた♪ 39 + | |
エマ | わたしも一緒に練習できるなんて、わくわくしちゃう! 一緒に頑張ろうね! 40 | |
PLAYER | よかった…… 希さんにとっても、エマさんにとっても…… いい練習ができそう! |