桜坂しずく/燃えろ卓球道
< 桜坂しずく
角色 | 文字 |
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しずく | とあああ————っ! 1 |
しずく | ……くっ、また打てなかった……! すみません、千歌さん。 全然ラリーを続けられなくて…… 5 + |
千歌 | 大丈夫大丈夫、気にしないで! でも、ほんとになんで打てないんだろうね。 フォームはおかしくないと思うんだけど…… 6 |
しずく | フォームは以前、スポーツ選手の役を演じる場合に備えて、 卓球部の方に指導していただきました 7 |
千歌 | そうだったんだ。じゃあ、あとは打つタイミングかなぁ……? しずくちゃん、1回、私の声に合わせて ラケット振ってみてくれる? 8 + |
しずく | 分かりました 9 |
千歌 | いくよ。ほっ! 10 |
千歌 | はい打って! 12 |
しずく | えい! 13 |
しずく | ……!! う、打てました! 14 |
千歌 | やったね! しずくちゃん、今のだよ、 今の感じで打てばいいんだよ! 15 |
しずく | はい! ありがとうございます、千歌さん。 これで私も、自信を持って卓球少女を演じることができます! 16 + |
千歌 | はい今っ! 17 |
しずく | ふんっ! 18 |
しずく | すごい! こんなに長くラリーを続けられたのは初めてです……! 千歌さんが声を掛けてくれるおかげですね! 19 |
千歌 | しずくちゃんだってかなり上手だよ! 卓球のこと、すごく研究したんだね。 次は掛け声無しでやってみようか 20 |
しずく | はい! タイミングはばっちり覚えました。1人でも打てます! 21 + |
千歌 | よし、いくよ……えいっ 22 |
しずく | はあ——————っ!! 23 |
しずく・千歌 | ………… 24 |
千歌 | あ、あれぇ……? 26 |
しずく | くっ、私としたことが空振りなんて…… きっと私の中の驕りがスイングを鈍らせたんだわ。 千歌さん、もう1球お願い! 27 + |
千歌 | しずくちゃん、なんかキャラ違くない……? 大丈夫? ちょっと休憩したほうがいいんじゃ…… 28 + |
しずく | そんなことないわ。私はただ、自分の燃えたぎる魂を、 このピンポン玉に込めてあなたに届けたいだけ! さぁ千歌さん、打って! 29 + |
千歌 | やっぱり変なスイッチ入ってるよぉ〜!! 30 |