三船栞子/故事/11話 栞子をプロデュース・左月編
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左月さん、それは……? |
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私考案の、スクールアイドル・三船栞子 スペシャル特訓メニューです! 1 |
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会長のポテンシャルの高さは誰もが認めるところですが、 スクールアイドルとしてはまだまだ未熟です 2 + |
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ですから古今東西、ありとあらゆるスクールアイドルを調査し データベース化している私が、 会長のポテンシャルを現実のものとするのです! 3 + |
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ありがとうございます、左月さん。 そこまで私のことを考えてくださるなんて…… 4 + |
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いえ、スクールアイドル・三船栞子のファンとして 当然のことです。 で、具体的になにをするかですが…… 5 + |
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ずばり「キャラクター作り」です 6 + |
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キャラクター作り……? 7 |
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はい。自覚的であれ無自覚的であれ、 魅力あふれるスクールアイドルは皆、それぞれの個性 ……すなわちキャラを確立しています 8 |
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ですから、会長にもふさわしいキャラ作りが必要と考えます。 しましょう! キャラ作り! 9 + |
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……わかりました。 頑張ります 10 + |
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えっと、私にはなにかできることありますか……? |
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部長さんには重要な役目があります! 会長にふさわしい「キャラ」を見極めてもらいたいんです! 11 |
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栞子ちゃんにふさわしいキャラ…… 栞子ちゃんのままじゃダメなんですか? |
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私にできることであれば、どんなことでも挑戦したいです。 ですから、あなたの力を貸してください 12 |
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部長さんのスクールアイドル愛には、 同志として頭がさがるものがあります。 ですから、部長さんの感性に賭けたいんです! 13 + |
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わ、わかりました……! 頑張ります! |
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それではまず、会長のパーソナリティに近しいキャラから やってみましょうか 15 |
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まず後輩キャラ……は 中須かすみさんや桜坂しずくさんとかぶるので、 そこにわがままお嬢様要素を入れてみました 16 |
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わがままお嬢様……。 わかりました、やってみます 17 + |
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ではこちらのセリフをどうぞ! 18 |
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「私のために尽くしたいなんて人は掃いて捨てるほどいますわ。 私に選ばれるためになにをするか、 その小さな頭でよくお考えになって、先輩」 20 + |
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んん~、良い感じですよ、会長! では次は~…… 21 + |
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左月さんには、私があのように見えているのでしょうか…… 23 |
あれはキャラだよ | |
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あれはああいうキャラがいい、ってことだと思うよ |
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そうですか…… ああいうのがいいのですか…… 24 |
かわいかったよ | |
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でも、ああいう強い意志を持つ言い方って、 栞子ちゃんぽくてかわいいと思っちゃう |
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あれは無礼ではないのでしょうか? 強い言葉と無礼の差が曖昧になります…… 25 + |
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でも、同好会のみなさんのパフォーマンスの幅の広さに 感銘を受けているひとりとして、 私も是非「キャラ」を確立したいものです 26 |
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私、頑張ります! もっとあなたの意見も聞かせてほしいです! 27 + |
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もちろんだよ。 帰りながら、もう少し相談しよう |