三船栞子/故事/3話 スクールアイドルの信念?
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私の歌について、お話があるのですが…… 1 | |
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どんなこと? なんでも相談に乗るよ | |
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ありがとうございます 2 | |
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栞子ちゃんは、どんな歌を歌いたいか決まった? | |
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実は、思い浮かばなくて……。 それで、あなたに相談しようと思ったんです 3 + | |
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そっか……難しかったかな? | |
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どんな歌を歌いたいか……というのは、 私の希望、ですよね 4 | |
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私の希望……。スクールアイドルとして、活動はしたいです。 それは確かなんです。 でも、私はそれ以外を持ってないんです…… 5 | |
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栞子ちゃん…… | |
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私は、どんな歌を歌いたいのでしょう……? 6 | |
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そこで、同好会のみなさんに聞いてみたんです 7 | |
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うん | |
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それで、ひとつわかったことがありました。 みなさん、なりたい自分、伝えたい想いが…… スクールアイドルとしての信念がある、ということです 8 + | |
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今の私には、「スクールアイドルになりたい」というものしか、 はっきりしたものはありません…… 9 | |
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参考になればと思って話を聞いたのに、 かえってわからなくなってしまって…… 10 | |
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そっか……でも意外だな。 栞子ちゃんって、迷いなくなんでも決めていく印象だったんだけど | |
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そうですか? 11 | |
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その子にどんな適性があるのか、客観的に分析できるでしょ? それだけじゃなくて、どうしたらより力を発揮出来るか 適切なアドバイスもしてくれるし | |
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だから、なんか意外だなと思って | |
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……そうですね 12 | |
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人のことは見えるのに、 自分のことはこんなにもわかりません…… 13 | |
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こんなことでは、いつまで経っても答えが出ない…… あなたにもご迷惑をかけてしまいます 14 | |
私のことは気にしないで | ||
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私のことは気にしなくていいよ | |
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しかし、今のままではダメです 15 | |
助け合うのが仲間でしょ? | ||
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助け合うのが仲間でしょ? | |
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そう……ですね。 あなたには、つい頼ってしまいます 16 + | |
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急ぐ必要はないよ。 時間をかけていいから、納得のいく答えを出そうね | |
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はい、私のなりたいスクールアイドルについて、 もっと深く模索してみようと思います 17 | |
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栞子ちゃんなら、きっと大丈夫。 なんて、無責任でごめんね | |
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いいえ、そんなことはありません。 気持ちが軽くなりました。ありがとうございます 18 |