上原歩夢/ずっと特別
外觀
< 上原歩夢
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| うわ~、寒い! 学校の中は暖房が効いてたから、 外がこんなに寒いの、すっかり忘れてたよ | ||
| 空、暗いね……。 天気予報では、夕方から雨が降るって言ってたけど…… 1 | ||
| 嫌だな~、私、傘持ってきてないんだよ。 家に着く前に、降ってこなければいいけど | ||
| 大丈夫だよ。 私、折りたたみ傘持ってるから。 降ってきたら入れてあげる 2 | ||
| ありがとう、歩夢ちゃん! 歩夢ちゃんが一緒でよかった~! | ||
| 私もあなたと一緒でよかった。 早く帰って、何かあったかい飲み物でも飲もうか 3 + | ||
| 私、歩夢ちゃん特製ココアが飲みたいな~ | ||
| チョコ入れたやつね? 分かった、作ってあげる。一緒に飲もう♪ 4 | ||
| うん! | ||
| ……あれ? 雪だ 6 | ||
| うわ、ほんとだ! そりゃ、これだけ寒ければ雨粒も凍るよね……。 でも、雨よりはマシか | ||
| 雪だって融ければ水になるよ。 冷たいことにも変わりはないし…… はい、私の傘に入って 7 | ||
| ありがとう。お邪魔しまーす | ||
| ふふふ♪ 相合傘なんて久しぶりだね~。 小さい頃に戻ったみたい | ||
| 中学生の頃もしたよ? 8 | ||
| えっ、そうだっけ……!? 中学の、いつ? 1年生? 2年生? | ||
| 自力で思い出してくださーい 9 + | ||
| え~、なんで~!? 教えてくれたっていいじゃ~ん! | ||
| ……雪、強くなってきたね。積もっちゃうかも。 明日、交通機関うごくといいけど……ひゃっ!? 10 + | ||
| な、なに? どうしたの、急に抱き寄せたりなんて…… 12 + | ||
| なんで傘から出てるの? | ||
| 地面より先に、歩夢ちゃんに積もってるよ。 肩、真っ白じゃない。 なんでそんなに傘からはみ出て歩いてるの | ||
| で、でも…… 私が入ってたら、あなたに雪が積もっちゃう 13 | ||
| 私を気にしてるんだね | ||
| やっぱり私のほうに傘傾けてる……。 私のことを気にしてくれてるんだろうけど、 これじゃあ、歩夢ちゃんが雪まみれになっちゃうでしょ | ||
| 私は平気だよ。少しくらい雪かぶったって…… 14 | ||
| 私だって、歩夢ちゃんに冷たい思いはしてほしくないんだよ。 ほら、もっとこっちに来て。 私なら大丈夫だから | ||
| ……ふふ♪ 15 | ||
| どうしたの? | ||
| 前もこんなことがあったな~、って。 私の肩が濡れないように、 もっとこっちに来て、って引っ張ってくれた 16 | ||
| あの時も今も、あなたはいつも優しいね。 私の大好きなあなたのまま、ずっと変わらない 17 | ||
| それは……歩夢ちゃんだからだよ。 歩夢ちゃんが大好きだから、大切にしたいんだよ | ||
| ……本当? 18 | ||
| うん。本当 | ||
| 嬉しい……! ありがとう♡ 19 | ||
| じゃあ、中学の時の相合傘のことも、思い出せるよね? 20 | ||
| なんで、この雰囲気でそういうこと言うの~! 意地悪! 歩夢ちゃんの意地悪! | ||
| あははっ♪ ごめんなさい、許して。 お詫びにココアのチョコ、いつもよりいっぱい入れてあげる。 クッキーもつけちゃう 21 + | ||
| ……許す | ||
| えへへっ♪ 甘いもので許してくれるところも、 ずっと変わらないね♪ 22 + | ||