上原歩夢/故事/1話 いつもの朝
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ふああ~…… あー、眠い…… | |
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いつまでぼんやりしてるの、早く朝ご飯食べちゃいなさい。 学校遅刻するわよ | |
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分かってるよ~…… ふあ…… | |
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ん? | |
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あらっ! おはよう。 ごめんね、あの子まだご飯食べてて…… どうぞ入ってちょうだい | |
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お邪魔します 2 | |
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……あの、おはよう。お食事中にごめんね 5 | |
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歩夢ちゃん! うわ、もうそんな時間!? 待ってて、すぐ食べちゃうから。 もぐもぐっ、ぐ、ごほっ! | |
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ああっ! だ、大丈夫!? 慌てなくていいよ。時間は大丈夫だから、ゆっくり食べて 6 | |
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う~、ごめんね。 せっかく迎えに来てくれるのに、いつも待たせちゃって…… | |
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気にしないで。 私が好きでやってることだから 7 | |
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小さい頃は、私が歩夢ちゃんを迎えに行く役だったのになぁ。 遊びに行く時とかさ。今じゃすっかり逆だね | |
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えへへ。私は嬉しいよ。 こうして朝からあなたと……あ 8 | |
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どしたの? | |
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ふふ、口の横、ご飯粒 9 | |
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うそ、ほんと? うわあ、恥ずかしい…… | |
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取ってあげる。じっとしてて 10 | |
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え? い、いや、自分で取るからいいよ! | |
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遠慮しなくていいよ。 幼馴染なんだから――――はい、取れた 11 | |
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ありがとう…… | |
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ふあ…… | |
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……寝不足なの? お家にいた時も、何度もあくびしてたけど 14 | |
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んー、ちょっとね…… ネットしたり動画見たりしてたら、3時回ってた…… | |
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3時!? そんなに遅くまで…… もしかして、スクールアイドルのことを調べてた、とか? 15 | |
色々見て研究してたんだ | ||
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さすが歩夢ちゃん、よく分かるね~。 情報サイトとか曲のPVとか、色々見て研究してたんだ | |
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そっか……頑張ってるんだね。 でも、夜更かしばっかりしてたら体壊しちゃうよ 16 | |
つい夢中になっちゃって | ||
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うん……ほどほどにして寝るつもりだったんだけどね……。 つい夢中になっちゃって | |
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夢中になったら他のこと放り出しちゃうところ、 昔から変わらないね。あなたらしいけど…… いつか無茶しないか心配だよ 17 | |
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分かってる。これからは気を付けるよ | |
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ほんとに分かってる? 18 | |
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ほんとほんと。 だって体壊したらみんなのサポートができなくなっちゃうしね | |
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みんなの…… 19 | |
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あ、駅に着いた。行こう、歩夢ちゃん! |