小泉花陽/故事/22話 チケットの壁
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花陽ちゃん、栞子ちゃん、 今日もスクールアイドルの勉強中? |
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うん。雑誌を見て、動画を見て、 一緒に話し合ってたところなんだ。 ね、栞子ちゃん? 1 + |
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はい! やっぱり、スクールアイドルはとても興味深いです 2 + |
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そうなんだ、勉強は順調だね! |
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あっ、そうだ! そろそろかな…… 3 |
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花陽ちゃん、どうしたの? |
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メールが来てないか、確認してるんだ。 そろそろ連絡が来るはずなんだけど…… 4 + |
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連絡? |
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栞子ちゃんをおすすめのスクールアイドルの ライブに連れていくことと、関係あるのかな? |
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ひいっ!! 5 |
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ど、どうしたのですか!? 6 + |
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うわーん、ダメだった~!! 8 + |
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もしかして、栞子ちゃんにおすすめしたい スクールアイドルのライブ? |
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うん……。 学校の講堂で開催するから、 抽選で選ばれた人しか入れないんだよ 9 + |
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ここのスクールアイドル部に 毎回チケット希望のメールをするんだけど、 いつも抽選で外れちゃうの 10 |
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せっかく栞子ちゃんにスクールアイドルを もっともっと好きになってもらうチャンスだったのに…… 11 |
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そうだったんですね。 花陽さん、私のためにありがとうございます 12 + |
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それなのに、肝心のチケットが手に入らないなんて~! 13 |
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うーん…… |
ライブに行けなくても、魅力を知ることはできる | |
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ライブに行けなくても、 魅力を知ることはできるんじゃないかな |
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そうだよね……。 でも、やっぱり生のライブを見てもらいたいなあ 14 |
他のスクールアイドルを見にいく? | |
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他のスクールアイドルを見にいってみるとか? |
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でも、栞子ちゃんにどうしても見てもらいたいグループなんだ。 せっかくのチャンスなのに…… 15 |
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花陽さん、気になさらないでください。 この話を聞けただけで、ありがたいです 16 + |
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え? それって…… どういうこと? 17 |
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私たちもスクールアイドルのライブを開催する立場ですから 19 |
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興味を持ってくれる人を増やすチャンスを 逃さないためにどうするか…… そんなことを考えるだけでも、とても勉強になります 20 |
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確かに、その視点は大事だね |
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実際のライブで見てみたかったというのは事実ですが…… それでも、こうして知ることができて嬉しいです 21 |
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私も…… 私も、実際に見てもらいたいんだよ~っ 22 + |
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でも、チケットが手に入らないから…… どうしよう? |
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ううっ……。 こうなったら、変えるしかない! 23 + |
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変えるって…… 何を? |