あけまして、浦の星流初詣/第4話
角色 | 文字 |
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花陽 | こっちのお雑煮は丸餅で、こっちは角餅で、 こっちは揚げたおもちで…… 1 |
梨子 | お雑煮のおもちって、 全国でそんなに違いがあるのね 2 |
愛 | このお雑煮、おもちが甘くて美味しいな~っ♪ お持ち帰りしたいくらい! おもちだけに!! 3 |
彼方 | お~っ、愛ちゃん絶好調♪ 4 |
真姫 | こっちはぜんざいね。 お雑煮がぜんざいの地域もあるなんて、知らなかった 5 |
花丸 | 色んな地域のお雑煮まで再現しちゃうなんて、 さすが花陽ちゃん! 6 |
花陽 | えへへ。レシピを見ながら作ってみたんだ。 本当は全国に食べに行けたら一番いいんだけど……♪ 7 |
真姫 | ふふ。いつか行きましょうよ、みんなで 8 |
彼方 | 彼方ちゃん、興味津々……! 同じ料理なのに、場所によって違うなんてすごいよね~。 こっちのおもちは、お雑煮に入れるの~? 9 |
花陽 | ううん! そっちはお雑煮の後に、もうちょっとおもちを 追加で食べたいなって思ったとき用だよ 10 |
花陽 | 色んな味があった方が楽しめるかなと思って、 きなこと、大根おろしと、おしょうゆと、お砂糖と、 お味噌と、バターと…… 11 |
真姫 | トッピングがあるのね。おもちビュッフェって感じかしら? お雑煮の後にもおもちを食べるなんて、花陽の発想には驚くわ 12 |
花丸 | はあ……ありがたいずら~ 今日の花陽ちゃんは、まるで豊穣の女神さまに見えるずら~♡ 13 |
愛 | やっぱ着替えて正解だったね! これでおもちもおせちも、おなかいっぱい食べられるじゃん♪ 14 |
花丸 | でも、たくさん食べると、 またおなかがぷくってしてきちゃうんだ…… 15 |
彼方 | 心配しなくて大丈夫だよ~。 またすぐ部活がはじまるし 16 |
花丸 | そうかな? じゃあ、 マルもおもちビュッフェして大丈夫だよね♡ 17 |
梨子 | いただきまーす♪ ……あれ、彼方さんは食べないの? 18 + |
彼方 | 食べるよ~ 食べるけど……着物を脱いじゃうと お正月感が減っちゃうのはちょっとさみしいな、 って考えてたんだ~ 19 + |
愛 | そうだったの? そんな落ち込まなくていいって。 いつだってアタシが着付けしてあげるから! 20 + |
梨子 | ……そうだ! いいこと思いついた 21 |
梨子 | 花丸ちゃん、ちょっと耳貸してね。こそこそ…… 23 |
花丸 | ふんふん……なるほど~! その手があったずら 24 + |
花陽 | 二人で何を相談してるの? 25 |
花丸 | みんな、聞いて! 梨子ちゃんにいい案があるずら♪ 26 |
梨子 | あのね、みんなで「浦の星流の初詣」をやってみない? 27 |
真姫 | 浦の星流? どこかおすすめの神社があるとか? 28 |
花丸 | ふふふ。それは向こうに行ってからのお楽しみ! 29 |
梨子 | 振袖を着ていなくても、とびっきりの初詣ができるの! 今度みんなで内浦に来てほしいな♪ 30 |