あの木の下で逢いましょう/第6話
角色 | 文字 |
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果林 | 凛ちゃん。よかったわ、無事で。 心配したのよ? 1 |
凛 | ごめんなさい。心配かけて…… みんなもごめんにゃ 2 |
かすみ | もうりん子! 隠れるのうますぎ! 3 |
千歌 | 私の方こそごめんね。 ちょっとはしゃぎすぎちゃった 4 |
果林 | それにしても花陽ちゃん、ルビィちゃん、 よく見つけられたわね 5 |
ルビィ | ルビィはなにも。花陽ちゃんが見つけたの。 チョウチョさんを見たら、すぐにどこにいるか分かっちゃたんだ 6 |
果林 | チョウチョ? 7 |
千歌 | チョウチョが二人を会わせてくれたってこと? 8 |
かすみ | まさかそんなこと、あるわけないじゃないですか 9 |
花陽 | 実は……そうなの。 チョウチョが私と凛ちゃんを引き合わせてくれたんだ 10 |
かすみ | そうそう、チョウチョが…… 11 |
かすみ | ……って、えええっ!? 12 |
花陽 | 子供の頃、凛ちゃんと、 すごくおっきな公園に行ったことがあってね。 そこで約束したことがあったんだ 14 |
花陽 | はぐれちゃったら、 その公園の一番大きな木の下で待ち合わせしよう、って 15 |
ルビィ | 大きな木? 16 |
花陽 | うん。その公園ね、大きなけやきがあって、 近くにチョウチョがいっぱい飛んでたの。 チョウチョを見て、その時のことを思い出したんだ 17 |
凛 | 凛も! だからあの木の下で、待ってたの。 かよちんなら絶対、凛を見つけてくれる。 そう信じてたにゃ! 18 |
果林 | 二人とも小さい頃の約束を覚えていた 19 |
千歌 | だから、花陽ちゃんは凛ちゃんを見つけられたんだね 20 |
かすみ | だったら最初からそう言ってよぅ! 21 |
花陽 | えへへ、ごめんね 22 |
ルビィ | いいね、そういうの。 凛ちゃんと花陽ちゃんは、昔からずっと一緒で、 お互いのことが大好きなんだね 23 |
凛 | そう! 凛とかよちんは仲良し! だから、これからも、ずーっと一緒だにゃ! ね、かよちん! 24 |
花陽 | うん! 25 |