それゆけUMA捜索隊/第6話
角色 | 文字 |
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穂乃果 | 陸を捜して、海を捜して、 空からも捜してみたけど見つからない……うわ~ん! UMA~、一体どこにいるのぉ~! 1 + |
曜 | 空から捜すの、いい方法だと思ったんだけどな~。 こうなったら、もう1回海の中捜してみるのはどう? 今度は私も潜るよ! 2 + |
果南 | ん~、それもどうだろうね……。 もし海のずっと深いところに隠れているんだとしたら、 さすがに私達だけで見つけるのは厳しいんじゃないかな 3 + |
花陽 | ネットにも新しい情報はアップされてないみたいだし…… 4 |
歩夢 | もしかして……もうこの海にはいないのかな? どこか別の、遠くの海に行っちゃった、とか 5 |
果南 | 海はどこまでも繋がってるからね。その可能性も充分あるよ。 もしくは、目撃情報自体が嘘や勘違いだったか…… 6 + |
穂乃果 | それは絶対無い! UMAは絶対いるもん! 7 + |
果南 | うわっ、ご、ごめん 8 + |
愛 | そうだよ! 諦めるのはまだ早い! 9 + |
穂乃果 | 愛ちゃん! その壺は……!? 10 |
愛 | ふっふっふ~♪ これぞ! UMA捜索最終兵器! うちのおばーちゃん特製のめちゃウマぬか漬け! 11 + |
愛 | これだけ捜しても見つからないってことは、 UMAはアタシらが自力で捜しに行ける範囲にはいないんだと思う 13 |
愛 | だからUMAが好きそうなものを使っておびき寄せるんだよ。 もうこれしかない! 題して、 『美味しいごはんでUMAを釣り上げよう大作戦!』 14 |
曜 | 餌にそのぬか漬けを使うってこと? どうしてぬか漬けなの? 15 |
愛 | 河童っているじゃん。あれって確かきゅうりが好きなんでしょ? ちょうどうちにもきゅうりのぬか漬けあったから、 いけるんじゃないかと思って 16 |
果南 | なんで河童…… そりゃ同じ水に棲むUMAだけどさ…… 17 |
愛 | そのままより栄養たっぷりで100倍は美味しくなってるから、 UMAも絶対食いつくよ! 18 |
穂乃果 | いける……! 今度こそUMAに会えるんだ! 早速やろう。愛ちゃん、ぬか漬けはどう使えばいいの? 19 + |
愛 | 釣りみたいに針にくっ付けて遠くに投げられればいいんだけど、 生憎、釣竿無いから……手で投げる! 20 + |
歩夢 | えええっ! そ、そんな、手で投げたりなんかしたら、 ぬか漬けがそのまま海に沈んじゃうよ! それはまずいんじゃない!? 21 + |
穂乃果 | 野菜だし、油も使ってないし、大丈夫じゃない? 22 |
歩夢 | そういう問題じゃ無いと思うんだけど……! 23 |
愛 | いくぞ~! UMAだけに~、美味いと『言うま』で投げ続けーる! 24 |
穂乃果 | あははっ! 愛ちゃんのダジャレってほんとに面白い! ねぇ、花陽ちゃんもそう思う――――うわああああ!! 25 + |
愛 | おわっ! びっくりしたぁ! 26 |
花陽 | どうしたの穂乃果ちゃ――――ひええっ!? 27 + |
果南 | うわっ! 29 + |
曜 | えええっ! うそ!? 30 + |
歩夢 | ……あ、ああ…… 31 |
穂乃果・花陽・愛・曜・果南 | アザラシだ――――っ!! 32 |