イルミネーションナイト/第5話
角色 | 文字 |
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エマ | うふふふふ♪ お料理~♪ ごちそう~♪ どれから食べようかなぁ♪ 1 |
エマ | 唐揚げと、チキンソテーと、ローストビーフ! こっちにはスパゲティとお寿司も! 全部美味しそう……お皿に乗り切らないよ~っ 2 + |
海未 | エマ、たくさん食べたい気持ちはよく分かりますが、 立食形式のパーティでは、一度に何種類もの料理を お皿に取るのは良くありません 3 |
海未 | 見栄えも悪いですし、歩いている途中で料理が お皿から落ちてしまう可能性もありますからね。 多くても3、4種類までにとどめるのがマナーです 4 |
果林 | あら? 海未ちゃん、 ちゃんとマナー分かってるじゃない 5 |
海未 | 乾杯のあとに急いで調べました。 もう何を聞かれても完璧に答えられます! 6 |
エマ | どうしよう、もういっぱい お皿に取っちゃったんだけど…… 7 |
海未 | 戻すわけにはいきませんし、取った分はいただきましょう。 次から気を付けましょうね 8 + |
エマ | うん。いただきまーす♪ 9 |
海未 | それから、料理を取る時は時計回りに進むのですよ。 列を乱さないように。それから、 温かい料理と冷たい料理を同じお皿に取らないこと 10 |
エマ | は~い♪ 11 |
果林 | ふふ♪ 海未ちゃん、 調子が戻ったみたいね 12 |
善子 | う~、参加者みんな、 キラキラ具合がやばいんだけど……! 14 |
善子 | 果林以外の読者モデルも来てるんだっけ? 向こうに固まってる子達がそうなのかしら……? うわ~、なんかほんとに別世界の住人って感じ…… 15 |
善子 | ぐぐぐ、何を怖気づいてるの! 我はヨハネ、 いずれ神をも超越する完全無欠最強無敵の堕天使なのよ! いけ! 踏み出せ! 蹴散らせっ! 16 |
モデルの子 | あ~っ、やっぱりそうだ! 堕天使ヨハネさんですよね? 動画見てます! ファンです! |
善子 | えっ、ど、動画……ファン……? そ、そうなの? 17 |
モデルの子 | はい! お話させてもらってもいいですか? こないだの配信でやってた占いのこととか! 色々教えてください♪ |
エマ | えっ、モデル? わたしが? わああ、ほんとに言われちゃった! 18 |
エマ | 写真ですか? い、1枚だけなら……ふふふ♪ 果林ちゃんにポーズ教えてもらっておいてよかった~ 19 |
果林 | ふふっ……みんな、楽しめてるみたい 20 |
希 | 果林ちゃんは? 21 |
果林 | っ! 希ちゃん……。びっくりした、 音も無く近づいてくるんだから。まるで忍者ね 23 + |
希 | ばれちゃった? そうなんだ~、実はウチ、忍者の末裔なの。 だから気配消すのは職業病♪ 24 |
果林 | 希ちゃんが言うと冗談に聞こえないわね 25 |
希 | で、果林ちゃんは楽しんでる? 飲み物、乾杯の時からあんまり減ってないけど…… 何か気になることでもある? 26 + |
果林 | ……参ったわ。人の心を読むのも忍者の能力なのかしら? それとも、カードのお告げ? 27 |
希 | さぁ? でも、もし何か心配事があるなら、 ウチに手助けをさせてほしいな 28 |
果林 | ありがとう。大丈夫、ちゃんと楽しんでるわ。 ただ、飲んだり食べたりするより、みんなの姿を見ていたくて 29 |
果林 | 今日のパーティ、急な誘いだったから、 みんなに断られるかなって思ってたの。 特に花丸ちゃん達には、遠くから来てもらうことになるでしょ 30 |
果林 | さすがに都合つかないかもしれないな、って……。 でも、みんな来てくれた。 それだけでもう嬉しくて、お腹いっぱいなのよ 31 |
希 | そっか……。それならウチの心配事も解決したよ 32 |
果林 | よかった。これで希ちゃんも気兼ねなく楽しめるわね。 改めて乾杯でもする? 33 |
希 | そうやね。ウチらの楽しい夜に―――― 34 |
果林・希 | 乾杯♪ 35 |