イルミネーションナイト/第6話
角色 | 文字 |
---|---|
善子 | うっ……うぅ、食べ過ぎた…… お腹苦しい~ 1 |
希 | 大丈夫? お水もらってこようか? 2 |
善子 | いらない……何もお腹に入れたくない…… 3 |
エマ | え~、善子ちゃん、もう食べないの? まだまだお料理、いっぱいあるのに 4 |
海未 | エマ! なんですか、そのお皿は! そんなに山盛りにして…… ああっ、こぼれてしまいますよ! 5 |
エマ | 大丈夫大丈夫。お肉のひとかけら、お米のひと粒、 ソースのひと掬いもこぼさないよ。 わたし達の大切な大切なごはんだからね 6 |
花丸 | うんうん♪ 来たからにはやっぱり、 全部の料理を制覇したいずら~♪ 食を楽しむ者としての義務ずら! 7 |
海未 | は、花丸まで…… 8 |
果林 | まぁまぁ、いいじゃないの。 今夜は堅苦しいことは言いっこなしよ♪ 9 |
海未 | それでも最低限のマナーくらいは守ってほしいのですが…… 10 |
エマ | よーし、このお皿の分を食べ終わったら、 次はデザートに行くよ~♪ 11 |
花丸・善子・希・海未・果林・エマ | きゃあっ! 12 |
善子 | え、何!? 真っ暗になったぁ! 15 |
希 | 停電かな? 外の明かりはついてるから、 この建物の電気だけが消えてるみたいやね 16 |
エマ | わっ! 何かにぶつかった……テーブル? 何か壊しちゃったかな……? 18 |
果林 | みんな、あまり動かないで。 電気が復旧するまでじっとしていましょう 19 |
善子 | 点かないわね~、電気……。 なんか、会場の空気もピリピリしてるっていうか、 みんなの不安がすごく伝わってくるわ…… 21 |
花丸 | さっきまであんなに明るくて、賑やかで、楽しかったのに……。 電気が点いても元の楽しい空気に戻らなかったらどうしよう…… 22 |
エマ | そんなのいやだよ。せっかくのパーティなのに。 何かできることは無いかな? 暗くてもみんなに 楽しい気持ちになってもらえる方法、無いかな? 23 |
海未 | そうは言っても、下手に動き回るのは危険です。 テーブルや、ほかの参加者の方々にぶつかって、 ケガをさせてしまうかもしれませんし 24 |
エマ | あっ、ダジャレメモ帳持ってくればよかった! 愛ちゃんに教えてもらったの、いっぱい書いてあるのに。 ダジャレなら動かなくてもできるもんね 25 |
海未 | 却下です。むしろ場が凍ります 26 |
希 | 暗いのをいかして怪談でもしようか? 外のイルミネーションが、いい感じに非日常感出してくれてるし 27 |
果林 | それも逆効果よねぇ 28 |
花丸 | そうだ……歌ずら。歌を歌おうよ! 29 |
善子 | う、歌? 今、ここで!? 30 |
エマ | そっか! 歌も動き回る必要は無いよね。 歌うのも聴くのも楽しいし♪ 31 |
花丸 | うん。それに見て、外のイルミネーション。 色とりどりの光が、まるでライブ会場みたいずら 33 |
花丸 | マル達、スクールアイドルだもん。 歌でみんなを笑顔にすることができるはずだよ! この会場にいる人達のことも、きっと……! 34 |
海未 | 歌は人を笑顔にする……その通りですね。 誰よりも私達が一番知っていることです 35 |
希 | これ以上無いくらい、ウチらにぴったりの方法やね 36 |
善子 | さすがは我がリトルデーモン! こんな妙案を思い付くなんて、主に似て実に聡明だわ 37 |
果林 | 決まりね。やってみましょう。みんなの不安を吹き飛ばす、 とびきり明るいスペシャルライブを! 38 |
花丸・善子・希・海未・エマ | (花丸・エマ・希)うん! (善子)ええ! (海未)はい! 39 |