エマ・ヴェルデ/故事/12話 癒しの言葉
角色 | 文字 | |
---|---|---|
![]() |
はぁ…… 1 + | |
![]() |
エマさん、元気ないね。 明日のライブのことを考えて、不安になっちゃった? | |
![]() |
あなたには隠し事できないなあ……。ちょっとだけ心配なの。 すてきな曲を作ってもらって、歌もダンスもいっぱい練習 したけど……なにかが足りないんじゃないかなあって思えちゃって 2 + | |
大丈夫だよ | ||
![]() |
大丈夫だよ! 絶対にライブは成功! ずっと練習に付き合ってた私が保証する! | |
![]() |
ふふ、ありがとう。あなたの「大丈夫だよ」は わたしにとって一番のおまじないだよ 3 + | |
足りないかも…… | ||
![]() |
足りないかもね | |
![]() |
ええ!? 5 + | |
![]() |
エマさんの笑顔が全然足りてない! ほら、笑って笑って! そうしたらきっと勇気がでてくるよ! | |
![]() |
あはは! たしかに笑顔って大事だよね。 うん、よし! 6 | |
![]() |
じゃあここで エマさんをもっと元気にするものを見せてあげる! はい! | |
![]() |
SNS……? 7 | |
![]() |
そう! ほら見て! | |
![]() |
みんな、エマさんのライブをこんなに楽しみに待ってるんだよ? | |
![]() |
わあ……すごい……ここにある言葉こそ、 わたしにとっては癒しだよ 8 + | |
![]() |
明日、頑張らなきゃね! | |
![]() |
うん! ……って、あっ! このコメント、あの子じゃないかな? 9 + | |
![]() |
わあ、本当だね! | |
![]() |
ふふふ、ますますパワーが湧いてきちゃった 10 | |
![]() |
保育士の人が言ってたんだけどね、あの子、急に引越しが決まって 前に住んでいたところのお友達にさよならも 言えなかったんだって。それで不安定になっていたみたいで…… | |
![]() |
そうだったんだ…… 11 | |
![]() |
でも、あの日エマさんと歌ってからは落ち着いてきたみたいだよ。今は新しいお友達と楽しそうに遊んでるって | |
![]() |
……そっかぁ……本当によかった 12 | |
![]() |
エマさんの歌はみんなに癒やしや元気をくれるんだよ。 だから自信を持って! | |
![]() |
うん、わたしでもできることがあるんだね! もう不安になんてならないよ 13 + | |
![]() |
じゃあ、明日に備えて今日は…… | |
![]() |
ねえ、一曲分だけ、あなたの時間をくれない? 14 | |
![]() |
え? | |
![]() |
わたしのために一番頑張ってくれたあなたのことを 癒してあげたいの。わたしの歌を、聞いてくれる? 15 + | |
![]() |
もちろんだよ、ありがとう! |