エマ・ヴェルデ/故事/14話 朝の部室で
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| おはよう、早いね? 4 | ||
| おはよう、エマさんこそもう来てたんだ? 絶対一番乗りだと思ってたのに | ||
| 残念でした〜 5 | ||
| しずくちゃんが朝に強いのは知ってたけど、 エマさんもそうなんだ? | ||
| あはは、朝に強いっていうか、 わたしの場合は習慣……かな? スイスにいた頃は、 暗いうちから家のことを手伝ったりしてたから…… 6 | ||
| そうなんだ | ||
| あなたは? いつもは歩夢ちゃんとかすみちゃんと来てるのに…… 7 | ||
| 私は昨日ここに練習ノートを忘れちゃったから。 早く来て書こうと思って | ||
| あ、いつもわたしたちのことを いーっぱい書き留めてくれてるノートだね? ふふ、どんな風に書いてもらえるか楽しみ〜 8 | ||
| それより……エマさん | ||
| なあに? 9 | ||
| それ……ホウキを持ってるってことは、 もしかして、お掃除中……だよね? | ||
| うん、そうだよ〜♪ 10 + | ||
| わー! ごめん!! 考えてみたら、私たちここの掃除当番とか決めてないよね? | ||
| それなのに今までいつも綺麗になってたのは、 こうしてエマさんがお掃除をしてくれてたから? | ||
| 毎日してるわけじゃないよ? たまにね 11 + | ||
| 本当にごめん!! | ||
| わたしたちの大切な部室だもの。 綺麗にしたいって思うのは当然でしょ? 好きでやってるだけだから、そんなに謝らないでほしいな 12 | ||
| 掃除当番のことは後でちゃんとみんなで決めよう。 今は私のお手伝いで我慢してね | ||
| ほんとにいいのに…… 13 | ||
| 2人のほうが早いし | ||
| 2人でやったほうが早いし | ||
| それはそうだね 14 | ||
| 罪悪感で潰れそう | ||
| 罪悪感で潰れそうだからやらせて…… | ||
| 大げさだなぁ 15 + | ||
| じゃあ、みんなが来る前に2人で片付けちゃおうね 16 | ||
| ピカピカになったね〜 18 | ||
| うん、これからは部室にもっと感謝する! | ||
| ふふ 19 | ||
| ねえ、やっぱりお詫びし足りないから、 ジュースでもご馳走させてよ。買ってくるから。 なにがいい? | ||
| も〜、気にしなくていいの! 20 | ||
| あ、でも、もしお詫びっていうなら、 ひとつお願いしたいことが…… 21 | ||
| なに? 何でも言って! | ||
| 今日の練習ノート、わたしのことをたくさん書いてほしいな 22 | ||
| そんなことでいいの? | ||
| だって、たくさん書くためには たくさん見てなきゃいけないでしょ? 23 | ||
| 今日は、わたしのことをたくさん見てくれたらな〜って 24 | ||
| ダメ? 25 | ||
| 全然ダメじゃないよ! よーし、頑張るぞ! | ||
| ふふっ、それはこっちのセリフだよ〜 26 + | ||