エマ・ヴェルデ/故事/2話 秘密のデート♪
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 風が気持ちいい~。たまにはこういうのもいいよね | ||
| うん! 秘密のデートだね♪ 1 | ||
| あわわ、デートなんてそんな……っ | ||
| あわわ、デートなんてそんな……っ | ||
| うふふ、2人っきりのデート楽しもうよ~。 これが部活のお使いだとしてもね♪ 2 + | ||
| 秘密のデートって、なんだか特別な感じがするね | ||
| 秘密のデートって、なんだか特別な感じがするね | ||
| ふふっ、部活のお使いだけど、はやく帰るのもったいないね♪ 3 | ||
| ねえ、せっかくお天気もいいから、公園の中を通っていかない? 4 | ||
| そうだね! そうしよっか | ||
| お台場って近代的な街だけど、 自然も公園もいっぱいあっていい所だね 5 | ||
| 海もあるしね。でもここって埋立地だったんだって | ||
| ええっ!? そうなの? こんなに広いところが埋立地……? ちゃんと大きな木もあるし、とてもそんな風には見えないよね~。 緑が多くて、お散歩するの気持ちいいなって思うよ 6 | ||
| ……エマさん、ホームシックになったりしない? 自然が多いって言っても、やっぱりスイスとは全然違うでしょ? | ||
| あはは、日本に来たばかりの頃はちょっとね。でも今は全然そんな ことないよ~。大好きなスクールアイドルとして活動できてるし、 毎日練習で忙しくてそれどころじゃないって感じだよ 7 | ||
| そう? ならよかった! | ||
| でも、あなたやみんなに、一度スイスの景色を見せてあげたいって 気持ちはいつもあるんだ 8 | ||
| スイスって雪の積もったアルプスってイメージが 強いと思うんだけど、一年中とってもすてきなの 9 | ||
| エマさんて、スイスにいた時はどんな生活をしていたの? | ||
| そうだな~。自然とともに……って感じかな? 10 | ||
| 自然とともに? | ||
| うん、春は一面の若草の上でお昼寝をしたり、 夏は秘密の滝や小川に行って水遊びをしたよ。行く途中に 大きなブラックベリーの木があって、つまみ食いするの 11 | ||
| 秋は弟や妹たちとキノコを採ったり木の実を拾ったりもしたな~。 だれが一番たくさん取れるか競争したりして 12 | ||
| エマさんの家族はほんとみんな仲がいいんだね | ||
| うん! 冬はね、大きな暖炉の前でみんなで集まって 本を読んだり動画を見たりするんだよ。 もちろん、見るのはスクールアイドルの動画だけどね 13 + | ||
| あはは! 英才教育だ! | ||
| しっかり弟や妹たちには仕込んできたよ~。 スクールアイドルがどんなにすてきかって、 あの子たちもわかってるの 14 + | ||
| そっか。 だったらいつか、本当にスイスでライブができたらいいよね! | ||
| スイスでライブか~。夢みたいな話だけど、ほんとに実現したら 家族や親戚をたくさん呼んで見てもらいたいな! 15 | ||
| そしてその夜は、同好会のみんなをうちに招待して おいしいものたくさん食べてもらって…… 16 | ||
| 次の日はわたしの大好きな場所に案内するの。 秘密の滝は秘密だけどみんなになら教えちゃう 17 | ||
| そうだ、ヤギや羊たちにも紹介しないとね。 ずっとあの子達の前でライブごっこをしていたから、 今のわたしのパフォーマンスを見たらびっくりしちゃうかも 18 | ||
| 楽しそう! ほんとにスイスに行けるよう、頑張ろうね! | ||
| うん! おっきな目標ができちゃった! 19 + | ||